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曲に合ったテンポで!

弾けるようになるまでは

ゆっくり練習することは大事です。

細かい音符の部分や、

複雑なリズム、

難しいテクニックが必要な箇所は

ゆっくり確実に弾けるようにします。

 

それがだんだん慣れてきて、

弾けるようになってきたら

曲に合ったテンポで弾けるようにしましょう。

 

いつまでもゆっくりのままだと、

曲の本来の雰囲気が出せずに、

かえって弾きづらいことがあります。

 

どの曲にも、ちょうどその曲に合ったテンポがあり、

早すぎても、

遅すぎても

調子がでないことがあります。

テンポを遅く設定しすぎて

流れに乗れずに、

なんだかよく分からないまま

曲が終わってしまうのです。

 

題名や、

楽譜の一番最初に書かれている

速度記号を参考にしてみましょう。

 

そして、音を出す前に

心の中で出だしのメロディーを歌ってください。

 

準備も無しに、

いきなり音を出すと、

流れがつかめずに、

調子がでないうちに終わってしまいます。

 

ピアノを弾くには

指揮者の役割をする自分と、

ソリストの役割をする自分と、

伴奏をする自分と、

いろいろな役割を一人でこなす必要があります。

 

音を出す前には

指揮者がテンポを感じて呼吸をするように、

流れを作ってください。

そして、十分なブレスをして

最初の音を出します。

 

これが無いと、

聞いている人は、どこで呼吸をしたらいいのか混乱し、

聞いていて苦しい演奏となってしまいます。

 

ピアノを弾くために

歌うことを重要視するのは

こういうところにあります。

音を出すからだの準備は

歌うときと同じです。

 

歌うときには、前奏を聞いて、

曲のスピードでブレスをしています。

だから、曲に合ったテンポを設定し、

流れにのってから

ブレスをして演奏を始めると

弾いていてもスムーズで

聞いていても楽に聞くことができます。

 

また、早く弾くことに不安があっても、

できるだけテンポ通りに弾いてみることをしてみてください。

思ったより弾けるかもしれないし、

もし大変だったとしても、

早く指を動かすことの感覚を覚えていきましょう。

 

早く走りたいのに、

早く走る練習をしなければ

走れるようにはなりませんね。

もちろん最初は息切れもするし、

足も筋肉痛になるし大変かもしれませんが、

練習を重ねていくうちに

足を早く動かすことにも慣れてきて、

早く走るコツがつかめてくるように、

ピアノでも同じことが言えます。

ゆっくり確実な練習もするし、

早く動く指をつくる練習もするし、

いろいろな練習を試してください。

 

本番前には

曲に合ったテンポだけでなく、

超ゆっくりバージョンと、

超早いバージョンなど、

いろいろなテンポの設定で練習します。

その理由は別の機会に!

 

 

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