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間違えずに弾きたいけれど・・・

一生懸命になればなるほど

間違えないように弾きたい!と

思うのは自然なことです。

 

せっかく練習してきたからには

完璧に弾きたいですよね。

そのためにも暗譜も頑張っているし。

 

間違えないで弾けるようにすることは、

練習の成果を自分で感じられます。

 

しかし、音楽的な面を考えたときに、

ただ音を間違えずに弾けただけでは

その曲を十分に表現できたとは言えません。

私が子どもの頃に陥った偏った演奏です。

 

その曲らしく演奏する。

お客さんにどう聞いてほしいのかを考えながら弾く。

強弱などの記号の必然性を理解できているか?

 

一番大事なところが抜けていました。

 

レッスンでも、

今、何を考えながら弾いていた?と質問すると、

???なにも考えてなかった・・・とか、

間違えないように弾こうと思ってた。とか

弾くことに一生懸命になりすぎていることがあります。

そうすると、不思議なことに、

余計にミスタッチも多くなります。

 

曲に合ったテンポで弾くことで、

逆に弾きやすくなり、ミスが減ることもあります。

曲の雰囲気を考えて弾くと、

自然と歌うことになり、機械的だったフレーズも音楽的になって、無理の無い速さになり、無理無く弾けるようになるからです。呼吸も自然になるので聞いている人も聞きやすくなります。

 

個性を出そうと思わなくても、

演奏する人の呼吸は十人十色ですから

その人なりに歌うだけで個性がでます。

素直に音楽を表現するだけで良いのです。

無理に解釈をする必要もありません。

そこは楽譜の読み方にも影響しますので、

楽譜からどうやって音楽を読み解くか・・・謎解きのようなコツはたしかにあるので、それをレッスンでは一緒に解明していきます。

 

その作業が一番楽しい時間なので、

できるだけ早く譜読みを終えてほしいのです。

もしかしたら、譜読みを終えて合格と思っていませんか?

譜読みが終わって初めて、音楽のレッスンがスタートするのです。

本番までやることはたくさんあります。

いかに早く譜読みを終わらせるかがポイントです。

音楽が体に染み込んで、自分の言葉になるまで染み込ませます。

それにはある程度の時間がかかります。

 

そうなって初めて間違えることを気にせずに音楽に集中できるようになってきます。

良い意味での緊張感のなかで演奏できるようになるでしょう。

 

楽譜を読み取る力は、一番大事なスキルです。私もとても苦労しました。

長い時間をかけて完成された楽譜には、

よく見ると細かい工夫がなされていて、

よく考えたなぁーと関心するポイントがたくさんあります。

実に良くできています。

そんな楽譜の仕組みも解説していきたいですね。

 

 

 

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