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スイッチが入るとき

長い夏休みが終わろうとしています。

毎日ひどい暑さでしたが、楽しく過ごせましたか?

 

最近は、空を眺めるのがとても楽しいですね。雲が目の前に迫ってきているような迫力で、立体的で、刻々と変化していく様子は、夏ならではの光景だなと感じます。

真っ白い雲、灰色の雲が同時に発生し、雨が降っている雲も遠くに見えることもあり、空がとても賑やかです。

 

そろそろ秋の気配もほんのちょっとだけ感じられるようにもなってきました。

日が沈むのが早くなったような・・・

秋と言えば、イベントの季節です。

 

まだまだ先だと思っていたイベントのあれこれに向けて、本腰をいれて準備しないとなという段階に入ってきました。

 

自分が何を演奏するか、イベントの趣旨や、会場の雰囲気、規模などを考慮して選曲をします。なるべく耳に馴染みのあるもの、長すぎないもの、を優先して考えると、どうしても毎回同じような選曲になってしまいます。

 

昨年からずっと弾いてみたい曲がありました。ちょっと長い曲なので、弾く場所が限られるなと躊躇していた曲です。

 

マイナーだし、ちょっと難しいし、今回はパスしようか?

長さもちょうど良さそうな別の曲にしようか・・・

でも、やっぱりやってみようか・・・

そろそろ決めないと、練習時間が足りなくなるな・・・

 

などと、なかなか決心できずにいました。

 

無難な選曲でお客さんに喜んでもらえるだろうか?

本気で演奏できる曲に取り組みたい、

 

とても難しいけれど、そして、知名度でいうとマイナーな方になるけれど、自分にとっての挑戦となるほうを選びました。

 

正直、一から譜読みを始めて仕上げるには、時間がギリギリのスケジュールです。

暗譜で演奏すると、覚悟を決めて、練習をスタートしました。

 

それまでぬるま湯だった気持ちにスイッチが入った瞬間が分かるような感覚です。

 

興味はあった曲なので、ちょこっと楽譜を見たこともありましたが、難しくなってしまうと、「まぁ、いっか」とそこでやめてしまうこともありました。

でも、スイッチが入った途端に、一気に譜読みが進み、自分でも、あれっ?と不思議な感覚です。

もちろん、難しくて、まだ音がとらえきれないところもたくさんありますが、絶対に間に合わせるぞと決めたからか、日々弾けるようになる部分が増えていっている感触があります。

 

好きな曲って頑張れますね。

しかもちょっと難しいところがポイントだと思います。あまりにも簡単にできてしまうと、気合いが入らないというか、ちょっと練習サボっても大丈夫かな~なんて油断してしまいます。

今回は、結構切羽詰まっているので、時間を見つけては弾くようにしたり、ピアノの前に座っていなくても、頭のなかで曲を流してみたり、動画を見たり、常に曲のことを考えるようにしています。

 

動画を見ることについても、面白い体験があったので、改めて書いてみようと思っています。

 

普段のレッスンでは、いまいち気に入らない曲というのもあるかもしれませんが、クリスマス会や、発表会では好きな曲、弾いてみたかった憧れの曲を存分に弾いてもらいたいですね。

 

いまいち気に入らない曲も大事なので、それについても後日書いてみたいと思います。

 

今練習している曲を演奏するイベントについては、近日中にお知らせいたします。

お楽しみに!

 

ストーリーキューブの夏が来た!

連日35度を越える暑い夏休みが始まって1週間。いかがお過ごしでしょうか?

 

こんなに暑いのに、近くの保育園からは元気に遊ぶ子どもたちの声が聞こえてきて、子どものパワーに驚くばかりです。

 

さて、夏休みはどんなことをして過ごしていますか?せっかくの長期の休みなので、普段はできないことをして欲しいですね。

 

早寝早起きをしましょう、なんて言われますが、たまには目覚まし時計をかけずにのんびり寝るなんていうのも、ワクワクしますね。

旅行も楽しいし、おばあちゃんやおじいちゃんに会いに行くのも良いですね。

様々な体験をすることが、表現への糧になりますから、ぜひ本物の体験をして欲しいです。

 

 

さて、当教室では、夏休み恒例の特別な宿題があります。

それは

ストーリーキューブ

です。

サイコロにイラストが書いてあって、出た目のイラストをヒントに物語を作ります。

1セットには9個のサイコロがあり、無限の使い方ができます。

そのうちの4つを使って、今年は物語を作ってもらいます。

ピアノ教室なのに、何故、物語を作る宿題を出すのか?不思議に思われるでしょう。

 

それは、存分に想像力の羽を伸ばしてもらいたい!子どもらしい想像力を発揮して欲しい!という願いからです。

 

ピアノ・音楽を演奏することは、自分の思いを表現することです。

当たり前に思うかもしれませんね。

しかし、弾くこと、指を動かすことばかり集中してしまって、どう演奏したいのか、どんな思いを伝えたいのか?という肝心な点がおろそかになることが多いのです。

 

私は子どもの頃、自分がどう演奏したいのか?なんて全く考えたこともありませんでした。

もちろん、かっこいい曲だなとか、良い曲だなと感じることはあっても、とにかく先生の言う通りに強弱をつけて、指を早く動かすことばかりでした。

 

それが、大学のレッスンでは、

“どう演奏したいのか?”と質問されて、今まで考えたこともなかったのに、いきなり聞かれて、本当に困りました。

 

同じf(フォルテ)でも、それまではただ強い音を出せば良いという感じだったのが、どんな表情の音なのか、音色の違いをはっきりとイメージをして、それを音に、音楽にしなければなりません。

 

どんな音を出したいのか、イメージがなければ、出せないのです。

勝手に指が出してくれるわけではありません。

 

しかし、その音色を探す作業がピアノを弾くことの醍醐味で、練習が楽しくなりました。

楽譜を読むという本当の意味も知ることができたのです。

 

そんな楽しい練習を早いうちからやりたかった。知りたかった。

それがストーリーキューブの宿題を出す理由です。

 

先生が、強く!弱く!と言うから、強く、弱く弾くのではなく、

 

自分で強く弾きたい、弱い音が欲しいと思いながら弾けたらどんなに楽しいでしょう。(強い、弱いという表現もあまり好きではありませんが)

 

音楽の表現は、学校の算数の問題のように、正解がひとつではありません。

自由に想像することを楽しんでもらいたいです。

 

ピアノのテキストは、始めのうちは素敵なイラストがたくさんあり、題名から曲のイメージが湧きやすいようなものばかりですが、だんだん進んでいくと、題名はソナタ◯◯番や、作品番号で呼ばれるようになり、音そのものからイメージを膨らませていくようになります。

 

音楽もストーリー性があるので、その流れをつかみながら演奏すると、内容が充実してきます。

 

音楽は言葉にならない感情などを表現できますが、ピアニストたちは、驚くほど具体的に、例えば、光を感じる場面では、どんな場所、どの方向から指してくる光なのか、季節はいつか?何時ごろなのか?回りの風景はどんな様子なのか、とイメージをもって演奏をしています。

 

ぜひ、時間がたっぷりある夏休みに、自由に想像力を働かせて、楽しい物語を作ってもらいたいと思います。

 

みんながどんな作品を持ってきてくれるのか、とても楽しみです。

 

 

 

 

 

幼稚園でのコンサート終了しました。

我が子がお世話になった幼稚園で演奏してきました。

5年前にもお話をいただき、その後はコーラスの指導などで数回足を運ぶ機会がありましたが、今回も演奏の依頼をいただけたことがとても嬉しかったです。

 

子供たちにピアノの音を好きになってもらいたい、どんなプログラムにしたらいいのか、悩みに悩みました。

 

ピアノの楽器の面白さを伝えてくれる、そして、子供たちにも興味をもってもらえるような曲、

選んだのは

サン=サーンスの”動物の謝肉祭”です。

実際に見たことのある動物なら、より興味をもってもらえるかもしれない、でも、音だけで大丈夫だろうか?何か絵でも用意した方がいいだろうか?

 

ここも大変悩みどころでしたが、

音だけでやってみることに。

 

結論は、音だけでも十分に楽しんでもらえたようでした。

ちょっとしたクイズ形式にしてみたら、喜んで答えてくれて、しかも、よく聞いてくれていたからか、ほとんど正解!

カンガルーなどはちょっと難しいかと心配しましたが、全く心配する必要がありませんでした。

 

キラッキラの笑顔を見せてくれた子供たち。

我が子たちもこんな時代があったなぁと懐かしさで胸が温かくなる時間でした。

 

そして、30分休憩のあとは、

保護者向けのプログラムです。

 

園長先生からは、

「お母さんたちに癒しを届けたい」という要望があり、演奏を多めにというお話でした。そもそも、お母さんのための勉強会・講演会を開催していることが多いので、演奏会というのはとても珍しいのです。

演奏だけでなく、少し話しもするのですが、今回は私の子育ての経験談というよりは、より音楽的な話をしました。

 

音楽を表現することについて、私自身もまだ勉強中ですし、子供の頃からつまずいていた部分でもあるので、それを小さい頃から心がけることによって、音楽の楽しみが広がるということをお話しました。

 

あっという間に時間が過ぎて、

まだまだ話足りないなという感じでした。

音楽を語ることは、一言では難しく、多方面からのアプローチが可能です。

音楽そのものにも魅力があるし、

これを子供たちにどうやってピアノを通じて伝えるのか、

ピアノが弾けるようになるとはどういうことなのか、

ピアノが弾けるようになるためには、どうすればいいのか、

 

テーマは無限です。

 

これらのことを私は、今後もいろんな方法で伝えていきたいんだなという気持ちを再確認する機会となりました。

 

子育てに関しても、今回お会いしたお母さんたちのちょっと先をいっている先輩として、お伝えできることも少しあるなという印象もありました。

久しぶりに幼稚園に行き、

私も初心を思い出すような感覚を得て、新たに刺激をもらいました。

 

 

 

嬉しい変化

発表会が終わって、

お休みが開けて、

レッスンがスタートしました。

 

一回だけのお休みなのに、

ずいぶん休んでいたような感覚で、

子供たちに会うのがとても久しぶりに感じます。

 

発表会の感想を聞くと、

・大きなピアノで弾いたら気持ちよかった。

・リハーサルでは失敗しちゃったけど、本番うまくできた!

・おともだちが弾いていた曲を次は弾きたい!

 

など、手応えを感じた発表会のようでした。

 

リハーサルでは今まで弾いたこと無いぐらいテンポが早くなりすぎて、びっくりした!

という感想もありました。

 

自分でも想像しなかったことが起こることがある、と分かることが、とても大事なことだと思っています。

それがリハーサルの時だから、どうすれば良いのか対策ができました。

そして本番は落ち着いて、いつもの力を発揮できた。と本人が感じたことも大きな収穫です。

 

リハーサルでのことは、失敗にも思えるかもしれませんが、これは良い失敗とも言えます。

 

本番で成功するための、大事な失敗。

 

いつも順調で、何も心配なことが起こらないまま、本番を迎えるのはかえって心配です。

ピアノを演奏することで、たくさんのことが学べる理由が分かっていただけると思います。

 

失敗を極端に怖がる子供たちが多いのですが、良い失敗ときいて、成功するためには失敗するのも良いことだと分かってもらえたことで、今後の成長がさらに楽しみになりました。

 

言葉で何回も説明するより、体験するのが一番ですね。

 

そして、発表会をやり遂げて、次なる目標へモチベーションが高まっています。

夏休みに入るタイミングで、

私が独自に設定したグレードに挑戦してもらいます。

飛び級制度もありなので、

やる気がある子にはどんどん挑戦してもらいましょう。

 

★お知らせ★

火曜日のレッスンの枠に余裕があります。

レッスンご希望の方は、まずは体験レッスンをお申し込みください。

なお、土曜日のレッスン枠は満席となりました。

 

 

開催まであと2日!

★ピアノサロン・ドルチェ30回記念コンサート開催!

5月15日(日)

馬宮コミュニティーセンター 多目的ホールで開催。

ベビーカーのまま入場することができます。
午後1時30分スタート。

定員は100名完全予約制です。
チケット¥1900(未就学児は無料です)

お申し込みはinfo@tomo-sounds.comまで

このHPのお問い合わせフォームからのお申し込みできます。

 

 

発表会無事に終了しました。

4月29日

無事にファミリーコンサート、発表会が終了しました。

全員、今までの練習の成果を存分に発揮できた会となりました。

リハーサルでは緊張しながら弾いていた子たちも、本番では落ち着いて、冷静に演奏できました。

緊張するから、対策をします。

と言って、レッスンでは様々な練習方法をしてきました。

それも安心できた要因ではないかと思います。

 

新しくできた市民会館おおみや

ReiBoC Hallのピアノは新品で

まだ3回しかイベントで使われていなかったそうで、

たしかに、新しい感触でした。

低音と高音のバランスが悪く、ピアノ自体も馴染んでいないし、会場にも馴染んでいないのです。

たくさん弾き込んでいくしかないのですが、だからといって、バランスの悪いままの演奏ではいけません。

なんとかテクニックでカバー出来るようにしないといけないのです。

ピアノのせいで上手く弾けなかった、なんて言うのは情けないですよね。

こんなとき、普段から自分の音を聞いて演奏する習慣があると対応できるのです。

 

皆には、ピアノが新しくて、起きたばっかりのような状態です。だから皆でよくピアノが響くように起こしてあげないといけないよ。と説明しました。

リハーサルでは客席で聞いている私から、もっと右手の音を出すように、左手の音を控えるように、スタッカートはもっと鋭くして、と細かく指示を出しました。

ただでさえ緊張しているだろうけど、そこではなく、音を作ることのこだわりを伝えました。

 

なんと、見事に対応できる子も多く、これには私もびっくりでした。

どんなピアノでもベストを尽くす対応できる力をつける。これも私の方針のひとつです。

フルコンのピアノは弦も長いし、それを十分に振動させる意識があるのとないのとでは音色に違いが出ます。

音色にこだわったレッスンをしてきて、すこしずつ成果が現れているのが分かり、本当に嬉しい一日でした。

 

演奏だけではなく、

ドレス、髪型、靴、歩き方、ドレスの裾のさばきかた、座りかた、お辞儀の仕方、MCに至るまで細かく指導しました。きっとそこまでやるの?と思われた親御さんもいたかもしれませんが、舞台上の子供たちの姿を見てもらえれば、必要なことだとご理解頂けると思います。

 

GWは楽しく、ゆっくり過ごしてもらって、次は7月のグレードに向けて再スタートをきっていきましょう!

 

 

さぁ、私は次へのステージに向けてスイッチオンです。

 

 

★ピアノサロン・ドルチェ30回記念コンサート開催!

5月15日(日)

馬宮コミュニティーセンター 多目的ホールで開催。

ベビーカーのまま入場することができます。
午後1時30分スタート。

定員は100名完全予約制です。
チケット¥1900(未就学児は無料です)

お申し込みはinfo@tomo-sounds.comまで

このHPのお問い合わせフォームからのお申し込みできます。

お申し込みお待ちしております。