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思い出の曲

静かな午後の時間、耳をすましていると、鳥の鳴き声が聞こえてきます。近くで鳴いている声と、遠くで鳴いている声が、まるで会話をしているようです。

 

エサのありかでも伝えているのかな??

 

平日の昼間は意外と静かなものですね。

 

11月11日(水曜日)はピアノサロン・ドルチェを開催します。

今回はモーツァルト特集。

ずいぶんと思いきった企画にしてしまったかな?と、冷や汗ものです。

誰もが知っている作曲家。

シンプルなメロディーをいかに自然に歌うか・・・突き詰めていけばいくほど難しさを感じます。

音の粒を揃えたり、シンプルだからこそ、基本的なテクニックが必要になります。

 

そして、プログラムには思い出の曲を入れました。小学生の時に唯一参加したコンクールで弾いた曲です。

ソナタ k.545

 

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久しぶりに見た楽譜は先生の書き込みがぎっしり。頑張ったんだなぁという痕跡が見られます。

 

しかし、このコンクールでは最後の最後でミスタッチをしてしまい、予選落ち。奨励賞はいただきましたが、実に惜しかった・・・という思い出の曲なのです。

あまり良い思い出ではないので、それからこの曲はお蔵入りでした。

ミスタッチをしないで完璧に演奏することがなかなか出来ず、軽いトラウマのような感じ。間違えることばかり気にしてしまっていました。今思うと、どうやってミスタッチをしないで弾くかというのは教えてもらった記憶がありません。

 

当時はそういう問題は自分で解決させるものだったのでしょうか?

 

間違えることよりも、もっともっと考えなければいけないこと、どうやって音楽をするか、なぜpやfの記号があるのか、音楽的に演奏するってどういうことなのか、ピアノで歌うってどういうことなのか、小さい頃からもっと知りたかったなと思います。

 

なので、今、レッスンをしていて大事にしていることは、どんなに小さな曲でも音楽的に演奏するにはどうしたらいいのか?ということを、たくさん例えを使って、生徒さんと一緒に考えていくことです。

ドルチェのための練習をしていて、いろんなことを思い出しました。

 

 

 

珍しいお客さまです。

普段から、庭の木々にたくさんの鳥たちがやってきます。

鳩や、すずめはもちろん、

ヒヨドリ、ムクドリ、シジュウカラ、メジロ、などなど

なんと!!!初夏には、カッコウまで・・・

 

そして、先日、初めて見ました。

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とてもきれいな色で、パッと目をひきました。早速調べてみると(インターネットは本当に便利ですね)

ジョウビタキという鳥だそうです。

冬の始めに日本に渡ってくるそうです。

お目当ては

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大きな虫を見つけたようです。

ジャングルのような庭なら、たくさん虫もいそうですね。あの小さな目で、よく見つけられるなぁと感心です。

 

遠くの山にいかずとも、目の前で生き物たちの姿を観察することができて、それが結構おもしろいのです。自然の厳しさというか、小さな生態系かもしれませんが、垣間見ることができます。

子供のときより、虫や植物を見ているかもしれませんね。

池には金魚もいますが、彼らの行動を観察するのもとても楽しいですよ。

 

虹の中で・・・

太陽の光の角度が変わってきましたね。

着実に冬へと季節が進んできています。夏ぐらいからハマっているものがありまして・・・

サンキャッチャーです。

 

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あの透き通ったガラスが窓辺に揺れているだけでもお気に入りですが、日射しが反射すると、そこには虹の光がきらきらと部屋に映し出されて、なんともいえない幸せな気分になります。

「虹を触っちゃったーーー!」と娘は歓声を上げております。

 

レッスン室は我が家の中で一番、日当たりが良い部屋なので、飾ってみました

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庭の様子がたくさん写っていますが、中央にあるキラッとしているのが、サンキャッチャーです。

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こんな風に楽譜に虹が写っていますね。

虹を見ながら幸せ気分で練習しています。冬じゃないと見られない光景です。しかも、午前中しか見られないのです。

 

そうです!ピアノサロン・ドルチェの時間はちょうど虹が部屋にたくさん映る時間です!!!

次回のドルチェでは、とびきりの晴れになりますように。

 

読書の秋

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どこの山かと思うような草むらっぷりですね。ジャングルのような庭の一部です。。。ようやく手入れをしようという気持ちになってきました。

あまりにもジャングルなので・・・・

 

今週から、読書週間が始まりましたね。子供達が通う小学校でも読書週間には、日直は一冊本を紹介するそうです(娘が準備をしていましたよ)

 

最近、本を読んでいますか?

どんな本を読んでいますか?

私も読書は好きで、出掛けたついでに本屋さんに寄ることが多いです。駅にもありますよね。あのたくさんある本の中から、一冊を選ぶのは、よく考えてみると、奇跡の出会いのようだなと思います。

 

パッと気になる本、読んでみたいなという本に出会う時もあるし、どんなに時間をかけても、これ!と思うものが見つからないときもあるし、

本を読んでいると、実際に会うことが難しい人(著者)と一緒に話をしているような気分になって、友達が増えたような気がするときがあります。直接対話するわけではないけれど、思ったことなどを書き込みながら読むのも好きです。

 

ピアノのレッスンをしていて、感じることがあります。想像するのが得意な子と、苦手な子。苦手・・・というより、想像することに馴染みがないと言った方がいいのかもしれません。

音楽はイメージが大切です。

どんなイメージを音にして伝えるのか、題名をヒントにしながらストーリを考えて、場面を設定して、その自分が考えたストーリーにピッタリの音を作り上げていきます。小さい曲、大きい曲に関係なく、やることは同じです。そのストーリーが具体的であればあるほど、音楽も豊かになってきます。

どうぞ、たくさん本を読んで、イメージの世界を膨らませる楽しさを味わってください。

 

1%を積み重ねよう!

もう、木枯らしなんて、驚きですね。

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庭の植物や生き物たちも冬支度に忙しそうですよ。

 

さて、今日は練習についてです。

ママ友から寄せられるお悩みのひとつに、家で練習しない・・・というのがあります。思い当たる方、いらっしゃいますか???

 

毎日何時間も練習しなくちゃいけないと思い込んでいませんか???

 

たしかに、毎日たくさん練習すればすぐ上達します。が、子供達は毎日忙しいですよね。習い事もたくさん掛け持ちしていますし、帰宅時間も遅いし、友達とも遊びたいし、テレビも見たいのがたくさんあるし、、、ついついピアノの練習は後回しになってしまいますね。

 

まとまった時間を練習に充てないといけないと思うと、どうしても練習したくなくなるような気がします。

実は、私にも経験があります。

2008年にこの地に引っ越してきて、実家からピアノを持ってきて、練習できるようになりましたが、子供が小さい時は一人になれる時間は限られていました。

幼稚園に行くようになっても、すぐ帰ってきてしまうし、子供がいない時間に済ませなければいけない家事などに時間がかかってしまいます。

そうなると、まとまった時間を練習のために確保するのは不可能なのです。しかも、指はだいぶ錆び付いていましたから、30分時間があったとしても、準備運動しているだけで終わってしまい、好きな曲を弾けず、まったく楽しくない時間になってしまいました。

でも、全く弾かずにいればゼロです。ゼロは何回掛け算してもゼロですね。

たとえ10分でも、それが積み重なれば6回で60分、長い目で見れば大きな差になることがわかります。

 

一日の中で3分、4分の隙間時間って以外とあると思いませんか?たとえば、テクニックの練習が宿題になっている場合、2ページで4分かかるとします。

その4分を一日の中で5回見つけることができれば、トータルで20分になります。まったくやらなければゼロですが、ご飯ができるまでのちょっとした4分、1回やるだけでも積み重ねれば大きな差になります。

 

毎日1時間、まとまって練習するのが難しそうに感じたときは、隙間時間を見つけて少しずつピアノに触れてみるのはいかがでしょうか?

最初の4分が5分になり、10分になり、気がついたら30分ぐらいになっていると、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月経つ頃には練習が習慣になりそうですね。