コンサートのお手伝い
先日は友人のリサイタルのお手伝いへ行ってきました。
10月、11月は芸術の秋なのでしょうね、あちこちでイベントが目白押しです。
コンサートを一回やるとなると、演奏するだけでなく、たくさんの方の協力が必要になってきます。自分が演奏するときにはお手伝いしてもらったりと、みんなお互いに協力し合っています。
それぞれが自分の知り合いなどに声をかけ、お手伝いしてもらったりするのですが、もちろん当日初対面の方も大勢います。しかし、面白いことにお友達のお友達、という関係は、すぐに打ち解けて、どこかしらで繋がっていたり、共通の話題があったり、接点があったり、あっという間にお友達に・・・
また、音楽関係以外のお仕事をされている方とお知り合いになることもありますが、お客様への心遣いなど、とても勉強になることもあります。
例えば・・・受付でお花をお預かりしたとき、用意していたテーブルに乗りきらないという状況で、コンサートに慣れている方たち(音楽関係)は「テーブルの下の床に置いてください」と指示しますが、ご自分で商売をされている方は「お客様の気持ちを考えるとそれはできない」ということで、新たにスペースを作っていました。
ごもっともなことだと、私は納得でした。お花をプレゼントしようという思いを大切にするということは、こういうことなんだと、当たり前かもしれないけれど、改めて実感し、もっとお近づきになりたいな、と素直に思いました。
いつもの行動範囲のなかでは、なかなか知り合うチャンスのない方も多いので、こういった裏方の仕事も、得るものが大変あって、これからの演奏活動にとても参考になる、充実の時間でした。
もちろん、コンサートは大変素晴らしく、大成功。ひとつの舞台を作り上げることは、それはそれは大変ですが、あの満足そうなお客様の笑顔を見ると、次もがんばろうという気持ちになるんじゃないかなと思います。(あっ、ちょっとはお休みも必要ですけどね・・・)
2015年10月11日(日) │ お知らせ