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本番のための練習

昨日は、人前で演奏するときには

誰でも緊張するから、

怖がらずにどんどん舞台での演奏に挑戦しましょう!というお話でした。

 

さて、今日からは本番に向けた練習方法をいくつか紹介していきます。

何回シリーズになるでしょうか?

今のところ未定です・・・

 

本番に向けた練習は、

毎日の練習とはちょっと違います。

舞台では状況が変わるからです。

緊張していることを前提にして練習します。

 

緊張していると、いつもと何が違いますか?

 

心臓がドキドキして、そのドキドキを止めようとしても、自分では止められませんよね。心臓が勝手にドキドキしてきます。

そうすると、手が震えたり、足が震えたり、指先が冷たくなってきたり、あきらかにいつもと違う状態になります。

それを自分でどうすることも出来なくなります。

だから、どうしよう😱となりますね。

 

でも、緊張するのは仕方ない!

舞台で良い演奏をしたい!と思っている証拠。

と前向きにとらえて、

その状態でもベストを尽くせるようにしましょう。

 

緊張したときによくあるのは、

自分で制御できないほど、指が速く動いてしまうことです。

私も何回も経験しました。

弾きながら、えーーーーっ、私、どうしちゃったのーーーー😨こんなに速くて大丈夫?次はなんだっけ???

 

と、音楽とは全然関係ないことを頭で考え始めてしまいます。

落ち着こうとすればするほど焦って、結局よく分からないまま演奏を終えることもありました。

うまくできたのかどうかもよく覚えていない感じです。

 

だいぶあとになってから教えてもらいましたが、これは体にとっては当然の反応らしいのです。

というのも、

体は、普段の心拍数を基準に動いています。

いつもの練習では、

落ち着いているときの心拍数で演奏しています。

そして、緊張しているときは、心拍数は速くなりますから、その速さに合わせていつもの動きをしているというのです。

だから、体としては特別指だけ速く動かしているのではなく、いつものように心拍数に合わせて動いていることになります。

 

緊張することを前提として練習するには、

通常よりもかなりゆっくりのテンポで弾けるようにすることがとても大事になります。ゆっくりなんて簡単!と思うかもしれませんね。

ところが・・・・・・

このゆっくりというのが、意外と難しいんです。しかも、暗譜でとなると、ハードルが数段上がります。

速く弾く方がどんなに楽か・・・・

 

ぜひ、試してみてくださいね。

こんなにも弾きづらいなんて!とびっくりすると思いますよ。

気を付けてほしいのは、ゆっくりだからといって、ただゆっくり弾くだけでなく、強弱や、記号なども全部つけてくださいね。

 

そして、もうひとつ大事なのは、

自分が弾ける最速のテンポでも弾いてみることです。

万が一、心臓のドキドキに合わせて指が速く動いてしまったときのことを想定します。自分の持っているテクニック以上の速さになってしまうこともあるので、どんな感じになるのか一度経験しておくとよいでしょう。

 

本番で起こり得る状況を全て想定して、対策します。すると対処できる自信がつくのか、舞台でも落ち着いて演奏できるようになりますよ。

 

次回は暗譜についてにしようかな。

 

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