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いつもと違う時間にも練習してみよう。

久しぶりの発表会が一ヶ月後に迫ってきました。

 

10分~15分の持ち時間を自由にプログラムする初めての企画です。

みんなほぼ曲が出揃って、順番を考え、どんな流れで演奏するのかをイメージし始めています。

 

一曲だけの演奏なら簡単でも、

数曲も続けての演奏となると、

集中力や、持久力、忍耐力、などなど

思っていた以上に普段とは違う心持ちが必要なことがよく分かってきました。

 

レッスンでの演奏を聞いてきて、

だんだん疲れてくると、途中でやめたくなってしまう子もいて、演奏が上の空になってきます。

まさか本番では途中でやめるわけにはいきませんね。だから何としても弾ききる練習も必要になります。

 

疲れてきて、上の空になると、音楽には集中できなくなっているので、おそらく音楽とは違うことを考えながら演奏していることが考えられます。

 

あー早く終わらないかなぁー

なんか今日は曲が長く感じるなぁ

まだかなぁー

あれ?さっきも同じところ弾いたようなきがするな

あれっ?左手の音、なんだったっけ?

 

などなど、

不思議なもので、音楽とは全く関係ないことを考えていても、指は動いてくれる時があります。

しかし、次の瞬間、意識が戻ってくると、

急に訳が分からなくなり、どこを自分が弾いているのかも分からなくなり、

同じところをぐるぐると何回も弾いてしまったり、

似たような音を弾いているけれども、正確ではないので、混乱してきたり?

 

とにかく、普段だったらやらないようなおかしな事が起こります。

 

今日が本番じゃなくて良かったね。

 

いつも違う状況になったときに、

身体がどういう反応をするのか、

早めに知っておいて良かった。

という意味です。

 

だから、疲れているときにも、実力を発揮できるようにしなければいけません。

毎日の練習では、同じような時間帯に練習するなど、ベストコンディションの時が多いと思います。

ちょっと疲れているから休もうとか、

休んで元気になってから、とか、

 

しかし本番は、朝早くから準備したり、

会場の雰囲気にもなれないとだし、

久しぶりに会うお友だちもいるから

嬉しくなりすぎて騒いでしまったり、

 

普段以上に体力を使っています。

だから、ちょっと疲れている状態で本番に望むことを想定していて、ちょうど良いぐらいかも知れません。

 

ここから一ヶ月の練習では

本番に起こりうる様々な状況を想定して、

本番通りに演奏してみることも必要です。

もちろん、部分的な練習、基礎練習は絶対に必要です。いつも以上に必要です。

基礎練習を徹底することで、不測の事態に対処することができます。

 

そのうえで、本番用の練習をしましょう。

 

衣装に着替えてみるだけでも気分が変わります。くつをはきかえるだけでもだいぶ変わるでしょう。

その際には、

ピアノまで歩いていって、お辞儀をして、椅子に座るところから始めるのも良いですね。

 

そして、録音や録画もおすすめです。

 

楽しく弾ければ良い、

本番を楽しむ。

 

楽しむためには、ありとあらゆる考えられる練習を全てやりきって、十分に準備したと、言いきれるまで練習をすることです。

一ミリでも不安を残したままでは、楽しむことはできません。

全力で準備をしてきたからこそ、落ち着いて演奏に集中できて、楽しむことができます。

 

そこまでやっても、

失敗することもあるし、思ったように演奏できないこともあります。

それに、音楽的に完璧!ということはなかなか訪れません。

今できる精一杯の準備をして望むと、次に目指すゴールも見えてきます。

 

そのプロセスも楽しいものですよ。

 

 

 

 

 

 

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