今回、初めて事前にホールでリハーサルを行うことにしました。
レッスンも兼ねているので、一人45分時間を取っています。
そこまでたっぷり弾けることは滅多にない機会ですね。
当日のリハーサルは限られている時間内に終わらせなければいけないので、ただ弾くだけになってしまいます。
本番は余裕をもって望めるように、当日になってから慌てないように、心の準備をするためにも、確認しておきたいことを挙げてみます。
意外と盲点なのが、
会場までどうやって行くか?です。
電車やバスを使う場合、乗り換えなど重要ですよね。
バスはどのくらいの間隔で本数があるのか、なども知っておくと安心ですね。
車の場合も、一度走っておくことで、安心しますよね。
当日は荷物などもあるでしょうから、イメージできると安心です。
そして、会場内ではトイレの場所、控え室、楽屋の場所もどこにあるかチェックします。当日分からなくて歩き回ると焦ってしまいますね。余計に疲れてしまいます。
ホール内は、舞台の感じなどはもちろんですが、客席の様子なども重要です。
階段状なのか、フラットなのか、どのあたりが聴きやすいか、ビデオなどを録る場合も場所は大事ですね。
それから舞台に上がるまでの道順も必ずチェックしましょう。どこを通って舞台袖まで行くのか、上手なのか、下手なのか、
そしていよいよピアノです。
本番に履くくつでリハーサルできると良いですね。もちろん、衣装も用意できるとなお良いです。それだけで気分が変わります。椅子に座るときにスカートがどうなるのか、座り方をどうすればきれいに見えるのか、裾をきれいに見せるにはどうしたらいいのか、くつを履くとペダルの感じもいつもと変わります。
部屋で弾くときはくつは履かないので、高さも違うし、力の入り具合も変わります。
ドレスを着て椅子に座ると、滑りやすいかもしれません。そんな感じもあらかじめ知っておくと、対策しやすいし、本番になってから慌てることもなく、余計なことをかんがえなくて済むので、とても大事です。
実際に音を出してみましょう。
ホールに響く感じを味わってみます。最初の音を弾いたときの広がる感じはどうでしょうか?
自分に跳ね返って聞こえてくる音を感じられますか?
低音から高音までまんべんなくならしてみると、ピアノの個性も分かります。
ピアノの蓋も全開で弾ける機会もあまりないので、思いっきりならしてみることをおすすめします。
気持ち良いですよ。
そして、本番のプログラムを弾いてみます。
狭い部屋では思い付かなかった表現がひらめくかもしれません。
音の広がりを感じながら弾けると、本当に楽しいです。
暗譜が出来ているかどうか、間違えることなどは気にせずに、どんどん弾いてみましょう。せっかく時間がたっぷりあるので、いろんな弾き方を試してみるチャンスです。
レッスンで言われたことなどをもう一度思い出してみましょう。
なぜ、言われたのかが急に分かるかもしれません。
特に、間についてしっくりこなかったことありませんか?十分に間を開けるようにと言われても、怖くて出来なかったことありませんか?
思いきってやってみてください。
反響している音を聴きながら間を感じると、うまくできることがあります。
そこで感覚が分かると、普段のピアノでもできるようになると思います。
ホールによって、残響の時間は違うので、その都度変えたくなるかもしれません。変えようと思ってやるよりは、その場にあう音楽にしようと思うと、自然にそうなる。。。といった方が近いかもしれません。
とにかく、ホール一杯に自分の音が満たされるのはとても楽しいし、病み付きになると思います。
朝から10時間のレッスンになりますが、なんとか乗りきって頑張ります。
確認したいことを書き出してみると、たくさんありますが、人間の感覚はどんなスーパーコンピューターよりも優れているように、一瞬にしてその情報を処理することが出来ます。
何気なく感じていることも、実は重要なことでもありますよね。
人間の感覚って本当にすごいと思います。
五感をフルにつかって、
音楽を楽しみましょう!
2021年03月31日(水) │ おすすめの練習方法
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