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MCも自分でやります!

曲を演奏することはだいぶできるようになってきました。

でもコンサートではピアノを弾くだけではありません。

 

クラシックのコンサートが堅苦しい、つまらない、難しい、よく分からないと言われるのは、演奏者が一言もしゃべらずに、最初から最後まで弾いて終わり、というスタイルにもあるかもしれません。

プログラムには曲目解説など、難しい言葉を使って文章が書かれていますが、たいていは専門用語が多く、子どもには分からない説明がほとんどだったと覚えています。

 

しかし、演奏者がどんな思いで曲を選んだのか、どんな思い出があるのか、どういう気持ちで演奏しているのか、などが分かると、聞こえ方も違ってくるから不思議です。

 

これからは積極的に自分をアピールできることも大事だと考え、発表会でも自分でMCに挑戦してもらうことにしました。

 

これまでの発表会は、私が全てMCを舞台上でしていました。普段のレッスンの様子や、演奏する曲目のどういうところに注目して聞いてほしいか、などなど、

ただ聞いているだけでは簡単に聞こえる曲でも、初めてピアノを目の前にして演奏するところを想像してもらったり、どこが難しいのかを説明してから聞いてもらうと、子どもたちがいかにすごいことに挑戦しているかが、ピアノを弾いたことが無い人にも分かりやすくなると、大変好評でした。

 

それから、小さい頃から残念に思っていたのは、自分の子が演奏が終わると帰ってしまう家族や友だちの存在です。

最後の出番の子の頃には、ほとんどお客さんがいなくなってしまうような発表会を経験し、とても傷ついたことがあったので、

 

お客さんにも出演する全ての子どもたちに興味を持ってもらうような演出を考えた結果、今のスタイルになりました。

 

やっぱりエピソードを聞くと、興味が沸きますよね。

 

私がしゃべることも、通常の発表会ではあまり見られないらしいのですが、子どもが自らマイクを持ってしゃべるのはほとんど無いそうです。

 

舞台の打ち合わせで、スタッフの方に驚かれました。

 

聞いてくださるお客様によい時間を過ごせたなと帰ってもらうことが目標なので、子どもだろうと大人だろうと、ただ演奏するだけではありません。

 

ただ弾けばいい、という、

お客様にたいして失礼な演奏にならないように、そこは厳しく指導します。

 

曲ごとに説明をいれるのか、

それともまとめて説明をするのか、

自分のプログラムにはどんなスタイルがあっているだろうか?今週はそんなことを考えてもらうレッスンをします。

えーっと、とか、

私が今日演奏するのは・・・とか、

そういう同じような言葉を何回も使わないこと、

お客様にとって聞きやすい話し方、

どんな言葉を使ったら良いのか、

そんなこともレクチャーします。

 

弾くよりもドキドキするかもしれませんね。

 

 

 

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