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楽器のメンテナンスしてますか?

ピアノはとても大きくて、重くて

頑丈そうだから、

メンテナンスはおろそかになりがちではありませんか?

 

せっかくピアノがあるのに

調律を何年もしてないない、なんて

話しもよく聞きます。

 

意外にもピアノは繊細な楽器です。

 

固いピアノ線を何キロ、合わせると何トンにもなる強さで引っ張り、

ネジを巻いて弦を張り、

音の高さを変えています。

温度や湿度で音色が驚くほど変わります。

ピアノの箱・回りの黒い部分は木で、

弦を直接叩くハンマーはフェルトで出来ています。

 

中を見ると、とても複雑な作りになっていて、

精密機械のようです。

画像はグランド・ピアノですが、

縦型のアップライトピアノも

コンパクトながら音の出る仕組みは

同じです。

 

せめて、年に一回は調律をして、

どこか不具合はないか調律師さんに

見てもらいましょう。

調律後はスッキリとして

気持ちよく演奏できます。

 

しばらく調律してないので、

誰に頼んだらよいか分からないという方は、

習っている先生の知り合いの調律師さんを

紹介してもらうとよいでしょう。

 

調律の世界も奥が深く、

職人技です。

ちょっとしたことで

弾きやすくなったり、

こだわりの強い調律師さんだと、

コンサートのプログラムを考慮して

プログラムに合う音色に調整してくれます。

そういうピアノで演奏すると、

いつもよりも上手に弾けているような

気分になるのです。

ピアニストの技術を影で支えてくれる存在です。

 

ピアノの足の部分はキャスターになっていますが、

そのキャスターの向きでさえも

違いがあるというから驚きですよね。

 

ホールによって

響きの振動の伝わり方が違うから、

舞台の床の木の向きなども

関係があるそうです。

 

またピアノによっても個性があります。

メーカーが違えばもちろんですが、

同じメーカーでも

全て弾き心地は違います。

舞台上ですと、

時間が経つにつれて変わってくるので、

そこが面白いところでもあります。

会場が暖まってくると変わるし、

お客さんが入る前と後でも変わります。

その日の天気も重要です。

 

ピアノの場合は、

自分の楽器をもって歩けないので、

そこにある楽器でベストを尽くすことになります。

日頃からどんなピアノでも

ベストを尽くせるように

音色に注意しながら演奏しましょう。

 

 

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