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音を出すということは・・・

ピアノの鍵盤を押すと音が出る。

弦楽器や管楽器に比べると

音を出すのは簡単。

 

しかし、たったひとつの音を出すことさえも辛く感じる時があるのです。

 

ましてや何か曲となると

重苦しく、大袈裟で、深刻すぎて耐えられそうにない。

心が疲れきっているときには、音を出すことさえ、難しく感じることがあります。

大きな黒いピアノは、存在感があり、押し潰されそうな感覚になるのでしょうか?

 

元気を出そう!

頑張ろう!

という音楽がたくさんあって、

それが応援になったり、励みになることはもちろんありますが、

本当に芯から疲れきっているときには、

そっと寄り添ってくれるような音楽、

もしかしたら音楽さえも逆効果になるかもしれません。

ただ静かにそーっと過ごす時間も必要です。

 

音を出すということは、

それだけパワー、エネルギーが必要です。

音にエネルギーが宿るから、

その音楽を聞いて元気になったり、

励みになったりするのでしょう。

 

音にどんなパワーをのせて発信しますか?自分が聞いて、いい曲だなぁと感動したときの気持ちを思い出して演奏してみましょう。

 

聞いてくれる人にも、自分が感動した時の気持ちが伝わるように、思いをのせて演奏しましょう。

 

出だしのメロディーが素敵

和音の響きが素敵、

ここの音の使い方がかっこいい!

移り変わるところがいい!

盛り上がるところが大好き!

 

その曲が良いなと思ったところはどこですか?大好き!という気持ちはやっぱり伝わるものですよね。

逆もしかり。

 

隠しているつもりでも、見ている人にはやはり伝わります。

大好き!というパワーをのせて演奏すると、間違えとか、失敗なんて聞いている人には関係なくなってきます。

その大好きなパワーを感じられると、聞いた人は元気をもらえたり、笑顔になったり、気分がよくなったり、音楽でコミュニケーションですね。

ピアノを弾くことで、自分がエネルギーをおすそわけできるなんて、すごいことだと思いませんか?

音楽にはそういう力があります。

音楽の持つ力と、演奏者のエネルギーを合わせて発信できたら最高の演奏になりますね。

 

 

 

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