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間違えることよりも大事なこと

来週は会場で本番さながらのリハーサル。

レッスンもいよいよラストスパートといった感じになってきました。

 

普段から、いかに音楽的に演奏するかに注力していたにもかかわらず、やはり、音を間違えないように、に集中していることが多いですね。

 

もちろん、音を間違えずに弾くことも大事ですが、そればかりにとらわれてしまうと、その曲らしさ、自分らしさを失ってしまいます。

機械的な演奏になりがちです。

 

機械的な演奏とは

楽譜を音にしただけのゲームです。

 

こういうときに基礎力が問われます。

緊張して、いつもと違う状況の時、平常心で弾けるかどうか、ここで力を発揮するのが基礎力です。

 

指が勝手に動いてしまう。

 

滑ってしまう。

早くなってしまう。

 

自分でコントロールできていない状況ですね。だから、曲ばかり弾いているのではなく、基礎をしっかり定着するまで練習する必要があります。

 

サッカーなどで言えば、

試合しかしていない状態と似ているかもしれません。

ドリブルや、シュートの練習なしで、

試合に出て、どのくらい活躍できるでしょうか?

ボールの扱いだけでなく、

試合の間中、走りきれるだけの体力をつけたり、戦術を学んだり、

試合以外にやることがありますね。

 

ピアノも同じです。

好きな曲だけ弾いていれば楽しいかもしれませんが、いざというときに十分な力を発揮するのは難しいのです。

その基礎が安定しているからこそ、

音楽的な演奏に集中することができます。

間違えることよりも、

曲らしさ、自分らしさを発揮できる演奏をすることを第一優先としてもらいたいです。

 

ちょっと音を間違えたぐらいでは、

本人が気にするほど、聞いている人には気になりません。

それよりも、音楽を止めないように、流れを切らさないように、何があっても最後まで弾ききる!という強い気持ちをもって演奏しましょう。

 

 

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