普段のレッスンで弾くとき、緊張しますか?
個人差はありますが、誰でも緊張すると思います。
もしかして、
「いつも家で弾いているときは、上手に弾けます。」とか、
「先生の家のピアノだと、上手に弾けない」などと言っていませんか?
言わないにしても、
思ったことがあるという人も多いのではないでしょうか?
私も、子供の頃は、そう思ったことがあります。
なんだか先生の前だと、いつもうまく出きるところも出来なくなっちゃう。
それでなかなか合格がもらえない。
本当に、原因は先生が聴いているから?それとも、ピアノが原因?なのでしょうか。
答えは、イェスでもあり、ノーでもあります。
もし、先生のピアノせいであれば、どこのピアノを弾いても、うまく出来ないということになってしまいます。
ピアノの場合、楽器が大きいので、自分の楽器を持ち歩くことは出来ません。
目の前にある楽器でベストを尽くさなければなりません。
視点を変えると、いろんなピアノを弾くことが出来るのです!
今度弾くピアノはどんなピアノだろう?どんな音色が出るのだろう?
と、前向きにとらえましょう。
あとは、先生が聴いているからうまく弾けないというのは、やはり、緊張しているからですよね。
緊張しても、いつも家で弾いているように弾きたいですね。
舞台で緊張するのも同じでしょう。
緊張すると、どうなってしまうか、自分のパターンを把握できていますか?
暗譜が完璧だと思っていたのに、途中真っ白になってしまって、どうがんばっても思い出せない。
自分でコントロール出来ないほど、テンポが速くなってしまう。それで指がもつれてしまう。
集中しようとすればするほど、集中できなくなる。
どれも私が経験した、本番の怖い思い出です。様々な対策がありますが、すぐ出来る方法があります。
それは、3段階のテンポを設定することです。
まず、とてつもなくゆっくり弾く。
ただゆっくりすれば良いのではなく、曲想なども気を付ける。
次は、自分が弾ける最大の速さで弾く。
本番で速くなってしまっても、指が動くようにする。
そして、本番で弾きたい速さで弾く。
この3つを必ずやりましょう。
特に、ゆっくり弾く練習は効果があります。指が流れで覚えてしまっている箇所に気がつくことができます。
指が覚えてしまっているというのは、ほとんど無意識でも弾けてしまうところです。本番中に急に意識が向くと、ハッとして、今までどうやって弾いていたのか、一瞬分からなくなるような感覚になることがあります。
それをゆっくり弾くことで、常に意識が向くようになり、曖昧だった音や指の動きに焦点があって、意識せざるを得なくなります。
練習中にそのような箇所が発見できたら、本番では絶対に大丈夫です。
ゆっくり弾いても、音楽的にも豊かに弾ければ、集中している証拠でしょう。
それに、それだけしっかり入念に練習できたとなれば、自分を信じることができます。つまり自信を持てるということですね。
テンポを変えての練習は、本当に効果がありますので、ぜひお試しください。
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2024年04月03日(水) │ ブログ
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