少しずつ日が延びてきました
夕方買い物に出掛けようとしたとき、
ふと、外が明るいことに気がつきました。
夕方の5時を過ぎると真っ暗だったのに、
いつのまにか日が延びていました。

↑実際はもっと明るかったのに、
写真に撮ったら夜みたいになりました😥
毎日寒いけれど、
季節は春に向かってすすんでいるのを感じて、
ちょっとうれしくなりました。
ニュースでは毎日
気が滅入るようなことばかり。
ちょっと深呼吸して、
外へでて、空を見上げてみるのも
良いですね。
昨日の記事にも書きましたが、
オンラインサロンの準備をすすめています。
ライブ配信のテストをしました。
カメラ機能を使った動画を撮影するときと、
インスタライブでの配信の画面の感じ、
そして、
Facebookのライブ配信機能を使ったときの
画面の見え方が異なり、
やってみないと分からないことがありました。
近いうちにお知らせできるよう、
頑張ります!
2021年01月30日(土) │ ブログ
ピアノを鳴らすイメージで
リストやショパンの憧れの曲を
遠慮して弾いていませんか?
普段、近所への音を気にして
フォルテの音を十分に出さずに
こじんまりした感じで弾いていませんか?
また、電子ピアノなどだと、
十分なフォルテの音のイメージが
ちょっと難しいかもしれません。
フォルテと言っても、
耳が痛くなるような、強い音ではありません。
低音が十分に響いて、
高音もキラキラとした輝きがあって、
ピアノの楽器自体がフルに鳴っているような感覚。
リストやショパンなどのロマン派の作曲家は、
楽器の開発がどんどんすすんで、
現在の形のピアノになっていった時代です。
ですから、より広いホールで
ダイナミックなボリュームが出せるようになり、
作曲家たちは、新しい楽器で、
新しい音楽をどんどん作っていった時代です。
ちなみに、ホールでリサイタルを
初めて開催したのは
リストだと伝えられています。
ピアノの豊かな響きを自分で奏でられるというのは、
演奏する魅力でもあります。
あの豊かな響きをどうやって出すか、
これもまた研究のしがいがありますね。
基本的なからだの使い方としては
大きな声を出すときと同じです。
十分にブレスを取り、
足でしっかり体を支え、
上半身はリラックスし、
体重の重みを腕全体を伝って
指先に伝えるようなイメージです。
ピアノの音が出る場所は
弦にハンマーが当たるところです。
太いピアノ線がビリビリと揺れることで
振動が起こり音がでます。
自分の重みで、このピアノ線を
十分に振動させるイメージが、
ピアノを鳴らすために必要です。
自ら波を起こすようなイメージ。
何も無いところに
波を起こすには
パワーが必要ですね。
その波が次々繋がって
振動が大きくなり、
波も大きくなっていく、
音楽も波が繋がっているイメージが持てるようになると、
前後の繋がりも自然な流れになります。
ピアノが十分に鳴っていると、
他の弦も共鳴して
耳では聞こえないかもしれないけれど、
振動は起きているので、
複雑な振動が生まれ、
それが豊かな響きとなり、
アコースティックな楽器の特徴として、
人間の耳に気持ちよく聞こえてきます。
電子ピアノとの違いはここにあります。
電子ピアノはスイッチのオンとオフで
音が出ているそうです。
タッチの違いを気にする方は多いですが、
音の出る仕組みがまるで違うので、
豊かな響きと言う点では
全く違います
しかし、普段からイメージを強く持つことはとても大事です。
スポーツ選手だって、
イメージトレーニングをします。
ピアニストだって、
イメージトレーニングは大事でしょう。
電子ピアノであっても、
楽器を鳴らすイメージをもって
普段から音をならしてみてください。
ピアノを弾くときに必ず役に立ちます。
そして豊かなフォルテが出せるようになってくると、
スケールの大きな曲、
コンチェルトなどの曲にも対応できるようになります。
体幹をしっかりつけて、
上半身をリラックスして
大きな声を出すときのように、
自分の体重をピアノに伝えてみましょう。
自分でもびっくりするほど
良い音が出て、
その音に包まれる気持ち良さを
味わうことが出来ますよ。
そうなると、
リストやショパンの曲が
とても魅力的に弾けるようになります。
ぜひチャレンジしてみてください!
2021年01月27日(水) │ おすすめの練習方法
50日ぐらいで習慣になってくる
100日チャレンジの効果を日々痛感しています。
ほぼ50日目の子がちらほら見え始め、
演奏を聞いたらすぐ変化が分かるほど、
毎日続けることで
ここまで変化するのか😲と
驚きます。
そして、本人に、
このチャレンジをする前と今では
ピアノを弾いているときの気持ちに
変化はある?
と、聞いてみました。
弾けるようになっているのが分かる。
家で練習するのも面倒くさくない。
やるのが当たり前になってきた。
と話してくれるではありませんか!!!
このチャレンジをして本当によかったと
心から思いました。
練習をするか、しないか、
この第一段階がすでに
選択としては無いことになっているので、
面倒とか思う前に
やる。と決まっている。
だからやる。
たとえやる気はそのときに無かったとしても、
まず、やる。
やっているうちに調子が出てきて
練習ができた。
練習するから
できるようになる。
できるようになると楽しくなる。
そしてまた次の日も練習するから
定着して、
もっともっと弾けるようになって
楽しくなる。
理想的な流れですが、
習慣になっているので
この流れが当たり前になってきています。
今まで停滞していたのが
なんだったのか???というぐらい
すんなりできるようになっていて、
本人も、もっと早くやればよかったと
思っているのではないでしょうか?
100日の半分でこれだけの変化ですから、
100日終わる頃には
どんな結果が待っているのか
とても楽しみですね。
2021年01月26日(火) │ レッスン風景
メトロノームに合わない・・・
普段の練習でメトロノームを使っていますか?
正確なテンポを保つために
とても便利な道具です。
ハノンの基礎練習や
曲の中で部分的にテンポを矯正するために
使用します。
そして、おうちでの練習でも
使うように指示することがあります。
時々
「メトロノームに合わない」
という言葉を聞きます。
どうして合わないの?
質問してみると
「指が動いちゃう」
それは、あなたは指に支配されているのね~😱😱😱
指を動かしているのは
自分でしょ?
自分で思いどおりに指を動かせるように
しないとね!
指を支配するのは自分だよ😏
という話をします。
指が動いてしまう。
これはよく分かります。
手の構造上、筋が繋がっている部分などは
独立して動かすことが難しいのです。
自分では動かしているつもりでも
ついつい動いてしまうし、
思うように動いてくれないこともあります。
だからといって、
そのままにしていては
粒の揃った音や、
正確なテンポを保ちながら演奏することは難しくなります。
少しずつ、
自分が思うような動きになるように
していく必要があります。
コツは、やはり
歌うことにあります。
はっきりと音を認識するためにも
歌は有効です。
それから、もうひとつ、
自分の音をよく聴くことです。
ここではあえて、
“聴く”という感じを使うのがいいでしょう。
意思をもって、
集中して
耳を傾けるのです。
はっきりと自分で聴き取れていないところは
だいたいあやふやに演奏しています。
聴こうとするだけで
解決することがたくさんあります。
音は聞こえているようで
聴いていないことも多いのです。
メトロノームに合わせるのは難しいこともありますが、
“合わない”と嘆くのではなく、
“合わせよう!”と
合うまで合わせるのです。
1・2回で合わなかったら
10回でもやってください。
拍の感覚は
ブランコの行って帰ってくる感じや、
ボールを突くときの感覚と似ています。
大きな動きで感覚をつかんでから
ピアノでやってみるのもいいかもしれません。
指先だけの運動に見えがちですが、
ピアノは全身を使った運動です。
自由な指を作るには
自然な脱力ができている腕、肩、
脱力をするためには
体幹がぐらぐらしていてはできません。
腹筋・背筋も使います。
足をぶらぶらさせていては
腹筋や背筋は使えないので、
しっかりと足をつけて
体を支えます。
ピアノを演奏している姿は
優雅に見えるようですが、
意外とスポーツ選手並みに
体力を使っていますよ。
ぜひ、メトロノームを練習に上手に活かしてみてください。
今日は100日チャレンジ92日目。
もう少しでゴールです!
しかも、この記事はブログの300記事目です。
数がまとまってくると、
嬉しいですね。
2021年01月26日(火) │ おすすめの練習方法
ピアノを弾くために必要なこと
ピアノは、他の楽器と違って
決まったところを押さえれば
いつも同じ音が出るから
音を出すのはとても簡単です。
でも、鍵盤の数は88と、
オーケストラの音もカバーできるほど
幅があり、
同時にたくさんの音も出せるので
10本の指をフルに使うのが
本当に大変な楽器です。
そのうえ、音のバランスや
音色にまで気を配らないといけないので
弾きこなすまでには
かなりの時間を必要とします。
私自身は3歳からピアノを習っていて、
どうやって弾きかたを覚えたのか
全く覚えていません。
おもちゃのピアノを買ってもらって
アニメの歌などを弾いていた記憶はあります。(習う前だったのでしょうか????)
音符を読むのは苦労した覚えがあります。
学生時代から教えることを始めましたが、
最初は本当にどうやって教えてあげたら良いのか難しく感じました。
音符と鍵盤の場所を教えてあげても
なかなか弾けるようにならないからです。
それからいろいろ試行錯誤しながら
分かってきたことは
脳と指の連携のスピードが
ポイントだということです。
楽譜の音符を見て、
何の音が判断し、
それを指に伝えて
どこの鍵盤を押すのか
どのくらいの力か、
音を聞きながら
そして、弾いている瞬間は
次の音を見ている・・・
どんな経路をたどって音を出すのか
書いてみると、
とても複雑なことを
同時進行し、
それを複数の音の分やるわけだから
情報処理のスピードが問われます。
レッスンでは歌うことを重要視していて、
とにかく歌います。
最初は知っている歌から始めて、
だんだんとドレミで歌えるようにしていきます。
音符を見てドレミで瞬時に歌えるようになることが、最初の目標です。
どうして歌が大事かというと、
音符を見て、ドレミが瞬時に分かること、
音には高さがあるので、
その高さを自分で出せるようにすることで、
鍵盤に置き換えたときに
どこの鍵盤を使うのか分かります。
例えば、読み方はドでも、
高さによって鍵盤の場所が違うので
音程を正確に歌えるようにすると、
どこの鍵盤を使ったら良いか分かります。
ドレミが分かっても、
鍵盤の場所が正確に分からなければ
指を動かすことができません。
時間をかけ、何回も繰り返して
指の動きを覚えていきます。
そこで歌えることが重要です。
歌うことで脳からの指令を
はっきり指に送ることができます。
歌わずに弾いている場合は
集中しているようで
意外と違うことを考えていることがあります。
「難しいなぁー」
「できるかなぁ」
「まだ最後までいかないなぁー」
「長いなぁー」
私も思い当たることがありますが、
これからの考え事はピアノのことを考えているので
本人としては
集中しているのです。
しかし、弾くことに関してとなると
違うことを考えていますよね。
弾くことに集中するとは
歌うことなのです。
頭のなかはドレミだけにする必要があります。
心の中で強く歌わないと
指への連携がスムーズにいきません。
できるかなぁー
難しいなぁー
大丈夫かなぁー
と、考えているうちは
その考えている方に引っ張られて
できない、
難しい、
大丈夫じゃない
状態に持っていかれます。
大丈夫、
できる!
と思って、歌に集中することで
できるようになっていきます。
ですから、
なんとなく音符読むのが苦手だなと
感じる方は、
スピード感をもって
音符を読んだり、
集中してドレミで歌うことを
徹底してみてください。
単音だけ分かっても弾けるようにはなりません。
いくつかまとまった音符を
スピード感をもって分かるようになり、
指を動かすことに繋げていけば
必ずできるようになります。
このブログで何度も書いていますが、
言葉を学ぶのと同じように、
何度も繰り返すことが大事です。
ひらがなの50音を覚えたときのことを
思い出してみましょう。
“あ”から”ん”まで
50音表を見ながら何度も口に出して
言いました。
それから、簡単な単語を覚えました。
そして短い文章を読みながら
書き方も同時に習いました。
習った単語や文章を参考にして、
自分で文章を作りました。
それと全く同じプロセスです。
脳から指への連携という視点でとらえてみると、
ピアノは才能ある人だけができるものではなく、
だれにでもできるものだということが
分かりますね。
とにかく最初は量をこなすことです。
2021年01月25日(月) │ ブログ