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感想をいただきました。

気になって、庭に出てみると、

いつもの場所に福寿草のつぼみが顔を出していました。

ちょうど昨年の2月3日も

同じような写真を撮っていたようです。

植物はちゃーんと自分の花を咲かせる季節を分かっているのですね。

毎年感動しています。

 

そして、もうひとつ感動する出来事がありました。

 

あるお母さんから、

100日チャレンジの達成へのお祝いコメントをいただきました!

思いがけないことだったので、

すごく嬉しくて、

一日ハッピーな気分でした。

 

許可をいただいて、

部分的に抜粋させていただきます。

 

 

100日チャレンジ達成おめでとうございます

先生の考えがしっかりと伝わるブログの中で日々の振り返りや今後どうしたら良いか、など、私の仕事でも参考になる話が多く、とても勉強になりました。

先生の何がすごいって、挑戦する気持ちがすごいです。
コロナ禍の中でも、今何が出来るのか常に考えていて、こんな世の中でも進化し続けようとする思いが伝わってきました。
私はあれが出来ない、これも出来ないと立ち止まってばかりだったので、私も頑張らなくちゃと刺激を受けた100日でした

 

 

まず、ブログを毎日読んでくださっていたことが嬉しかったです。

このブログのコメント欄もだいぶ静かな感じですし、

どの記事がどのくらい読んでもらっているのかも分かりにくく、

反響が分からないまま書き続けているのは正直張り合いがないというか、

モチベーションを保ち続けるのが難しいときもありました。

 

100日続けるぞ!という気持ちだけで書いていました。

 

それが、私の思いに共感してくださって、何かのヒントを感じてくださったり、

少しでも、お役に立てるようなことがあったことは、

本当に嬉しかったです。

 

また、それをお忙しいなか伝えてくれたことが有り難くて、

今日から第2クールがスタートしましたが、

がんばろう!という力を頂きました。

 

挑戦する気持ちとか、

この状況下で進化しようとする気持ちと、

表現してくださっていますが、

そこまで気合いを入れている意識は

ありませんでしたが、

常にレッスンに生かせることはないか?

どうしたら子供たちが楽しく練習できるか?

なにか参考になることはないか?

こんな企画をしたらどうかな?と

考え続けていることが

行動を起こす元になっているのかなと

思いました。

 

レッスンでは

お母さんたちとお話する時間が少ししかないので、

レッスンでやったことを主に話すことが多く、

お母さん自身が思ったことや

考えたことなどをうかがう機会は

皆無に等しいので、

今回、直接感想をいただいて

お母さん自身の思いを知ることができ、

時には子ども抜きでお母さんたちとの

交流の場を持つのも良いのかもしれないと

感じました。

 

 

しかし、緊急事態宣言も延長なので、

そう簡単にはいきませんね。

 

 

 

 

 

 

祝100日チャレンジ達成!!!

124年ぶりに節分が2月2日だそうですね。

 

そんな日に100日チャレンジ達成できるとは、

始めた日には思いもしませんでした。

 

暦の上では明日から春。

とても縁起が良い感じがして、

喜びも倍増です。

 

100日というと、

果てしなく道のりが長く感じられましたが、

やりとげた充実感を味わうには

短すぎても物足りないし、

ちょうど良いのかもしれません。

 

継続は力なり

毎日続けることは大変という人は多いですが、

続けると決めてしまうと、

それほど大変ではなくなりました。

続けてなくてはいけないと

分かっているのに、

やらなかった、

できなかった、と思う気持ちが

ストレスに感じるのかもしれません。

 

毎日ブログを書き続け、

日々のレッスンでたくさんの気付きを得ていることや、

子供たちの頑張り、成長、

音楽の素晴らしさを日々感じられることは

とても幸せなことです。

 

数年前からのんびりのレッスンから

わりと厳しめのレッスンへ

路線を変更してきました。

将来趣味で音楽を楽しむためには

音楽の道へ進むのと同じぐらい

弾ける必要があると感じたからです。

 

たまにピアノを弾いて楽しい状態は、

しっかりしたテクニックや、

譜読みの力が必要です。

それで特別レッスンを企画したり、

グレード制を導入して、

どんどん弾くことを促しています。

 

その成果が出始めていると感じます。

積極的にチャレンジしよう!と

思ってくれる子も多いし、

目標をしっかり持てるようになってきた子も増えてきたし、

自分の考えを堂々と話せる子も増えてきました。

 

楽しいレッスンとは、

面白おかしいレッスンではなく、

できるようになることを

楽しい、嬉しいと感じるレッスンだと

思っています。

 

自信をもって、自分の言葉として

音楽を奏でられるようになってもらうために、

これからも試行錯誤を続けていきます。

 

せっかく毎日ブログを書き続けることが

できたので、

第2クールの100日チャレンジを

明日から始めます。

 

 

チャンスは一回だよ!

普段のレッスンでは

「間違えても良いんだよ」

「思いっきり間違えて!」

って言ってるのに、

 

時々、

「一回で、バシッと決めてみよう!」

「チャンスは一回ね!」

なんて、

あり得ないくらいのプレッシャーをかけます。

 

お家で落ち着いて練習してたら

いつも上手にできるのに、

そんなこと言われたら

ドキドキして、緊張した。

 

たいていの子は↑上のように

言いますね。

 

そこで、すかさず、

「そーだよね、緊張したね、

今日が本番じゃなくて良かったよー」

「そうは言っても、本番は一回しか弾けないからね」

 

ハッと気がついた子は、

動画はやり直せるから良いねー

だそうです。

最近、いろいろなことがオンライン化し、

レッスンの振り替えも

動画にしてもらい、それをみて

私がアドバイスを送る形を取っています。

昨年のクリスマス会も

動画に撮りました。

もちろん一回で満足する子は少なく、

何回か撮り直して一番納得のいく演奏を

残しました。

 

4月には発表会を予定しています。

そうなると、舞台で一回。

その一回に全てを集中して

納得のいく演奏をできるようにしなければなりません。

 

どういうわけか、

家で落ち着いて練習しているときは

上手にできていると思っても、

レッスンの時や、

プレッシャーを感じると

うまく出来ていたところさえも失敗してしまうのか・・・

 

私にも経験があることなのですが、

やはり練習が不十分なのです。

 

弾けているつもりのところほど

緊張したときには

粗が目立ってしまいます。

 

例えば、16分音符が続いているようなところは、

粒を揃えて、音の凸凹も出さないようにするために、

リズムを変えた練習をする必要があります。

普段はなんとなく弾けているつもりですが、

本番では、いびつな16分音符になりがちです。

 

すると、なぜ?????

なんで、いつもうまく弾けるのに、

できないの?と焦り、

余計に慌ててしまうという悪循環に陥ります。

ますます焦ってしまい、

最悪の場合は指が止まってしまうこともあります。

 

それが本番だったら

とても悔しい結果になってしまいます。

 

そうならないために、

練習方法をレッスンで伝えます。

その方法を素直にやるかどうか・・・

レッスンでなんとかうまくできれば

やってなくてもバレないだろうと

思っているような子も見受けられます。

しかし、ちょっとのことで

動揺してしまうと粗が分かるので、

お家でどういう心持ちで

どんな練習をしていたのかは

だいたい分かります。

どのくらい時間をかけているのかも分かります。

 

レッスンは

一週間の練習の成果を発表する場だと思って

緊張感をもってレッスンに取り組むことをおすすめします。

 

レッスンで「練習」はしません。

練習のやり方を教えてもらう場でもあります。

短いレッスンの時間をいかに充実したものにするかは

お家での練習にかかっています。

 

今回のように、

プレッシャーを与えられて

思うような演奏ができなかったからといって落ち込む必要はなく、

前向きに捉えて、

この部分の練習が足りなかったんだ、

次はどんな工夫をしたらいいだろう?

そういうことが分かったから良かった。

今日が本番じゃなくて良かった。

本番前にやるべきことが分かった。

 

次の一週間をどう過ごせば良いのか

はっきりと分かるので、

収穫の多いレッスンになったといえますね。

 

そうやってひとつひとつ

できるようになることが増えていくことが

楽しいレッスンですね。

 

 

 

学校も大事だけれど・・・

緊急事態宣言により、

子供たちの学校での活動が制限されて、

楽しみにしていた行事はほとんどなくなり、

勉強するだけに通う日々です。

 

部活動も満足にできず、

活躍の場が無くなっていることは

残念だし、

なんとかしてあげたいけれど、

どうにもできないことに

気持ちばかりが焦るという感じでしょうか?

 

一日も早くコロナの収束してほしい。

私も心からコロナの収束を願っています。

 

SNS上で

学校での部活動や行事が無くなり、

本来学ぶはずだった人間力が

育たない・・・

育てられない・・・

というあるお母さんの言葉を目にしました。

 

確かに、部活動や行事を通した経験は

人格形成に影響すると思います。

しかし、人間力が育たない・・・・

と、そこまで悲観的にならなくても

良いのでは?と思います。

 

今の状況のなかで、

子供たちは何も学んでいないわけでは

ないと思うのです。

むしろ、この状況だからこそ、

これまで学べなかったことを

学んでいると思います。

 

このお母さんは

スポーツや音楽の才能のある子に

活躍の場を与えてあげることが

できないと悲観的になっていますが、

そういう才能のある子は

どうやったら活躍できるのか、

自分で考えることができるだろうし、

今、活躍できないからこそ、

本当にその競技が好きかどうか

これからやるのかやらないのか

本気で考えるきっかけにもなると思うのです。

それなら、この状況でできることを

考えるでしょう。

 

学生の限られた時間の中だけで

考えたら

インターハイや他の全国大会などが

中止になることは

相当の痛手ですが、

人生はもっと長いのです。

もっと大きな視野で捉えてみたらいかがでしょうか?

 

高校時代、現役で大学に合格するのが

素晴らしいことで、

浪人するのは良くないこと、

それに、就職も、

新卒で採用されることが素晴らしいこと、

とにかくなんでも順調に進むことが

良いことという風潮がありました。

なんでも良いから現役で合格するという

目標だけで、

進学先で何をするのか

何をしたいのか分からないまま

大学生になって、

後悔している人を何人も見てきました。

難関大学に合格して通っているのに、

大学がつまらない・・・と愚痴をこぼしている人、

なんてもったいないんだ!!!

 

1・2年、遠回りをしても

その後の人生にはなんの影響もありません。

 

部活や行事がなくても

学びがゼロということはないと思います。

もっと子供の成長する力を信じてあげてほしいと思います。

 

ここ数年は、

部活がハードすぎると問題にもなっていましたね。

忙しすぎた子供たちは

内心ホッとしているかもしれませんよ。

 

良い音を出すために

 

 

この2枚の写真の違いが分かりますか?

 

指先の爪の長さに注目です。

 

一枚目

普段の生活なら問題ない爪の長さです。

中指に注目してください。

うっすらと白い部分が見えますね。

これだと良い音を出すための形にしたとき、

ちょうど鍵盤に爪が当たり、

カチカチと音がします。

 

これ以上切ると深爪になるのでは??

と心配されるかもしれませんが、

少しずつ切れば大丈夫です。

切った後に、指先を触ってみて

爪が当たらない状態がベストです。

 

多少爪が伸びていても

ピアノを弾いて気にならない場合は

指が完全にまっすぐ伸びている状態なので、

爪の先が鍵盤に当たらないのです。

ゆっくりな動きの時は問題ないかもしれませんが、

だんだん曲がすすんできて、

早いフレーズが出てくるようになると

スピードが出ません。

 

指の動かし方を

陸上選手にたとえることがありますが、

早く走るためには、

それなりのフォームがあるように、

ピアノを弾くときも

早く弾くためのフォームがあります。

かかとをベッタリ付けて

早く走れるでしょうか?

膝を曲げずに早く走れるでしょうか?

ピアノの場合、早く動くだけでなく、

良い音を出すことも同時にしなければならないので、

自分の思うように、自由自在に動いてくれる指を作らなければなりません。

力加減も左右が違うことはもちろん、

各指で変えていかなければなりません。

 

ピアノは強弱が出せることが

画期的な楽器なので、

強弱・バランスがとても大事です。

 

どんなに基礎練習を一生懸命やっても

爪が伸びていては

基礎練習の威力を発揮することは難しいでしょう。

 

それに、ピアノにカチカチ爪が当たる音は

とても耳障りです。

 

レッスン室のグランド・ピアノは

特別な思いで選りすぐったピアノです。

大学などの練習室に置かれているような

大量生産されている練習用のピアノではなく、

木材やフェルト、金属の部分も

時間をかけて乾燥させたり、

鍵盤の素材も特別な木材が使われていて、

塗料においてもこだわりのある素材です。

 

レッスンでグランド・ピアノを弾けることに、

もっと喜びをもってもらいたいし、

もう生産されていないピアノなので、

大事に弾いてもらいたいです。