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> 2016年 > 4月 > 4日

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ワンポイントアドバイス

春休みいかがお過ごしですか?

この時期は発表会シーズンのようですね。先日はドレスを貸してほしいと、お友だちが遊びに来ましたよ。

 

普段は電子ピアノで練習しているそうなので、本番前にグランドピアノで練習すると良いよ、と自由時間に。

お友だちは娘の幼稚園の時からのお友だちで、違う小学校に通っているので、会うのはとっても久しぶり。二人でしばらく楽しんでいる音が聞こえてきました。

 

DSC_1361

先日ご紹介した、カワイ出版のブルグミュラーの楽譜です。

このバラード、私も子どもの時から大好きな曲で、張り切って弾いていました。ちょっと影があるような、ミステリアスな雰囲気が大人っぽく感じて、かっこいい曲です。

2台のピアノ用の連弾楽譜もあるので、ちょっとお遊びで弾いてみることにしました。

お友だちは今から何が始まるの?といった感じで不思議そうな表情でしたが、いつも弾いている曲が、さらにかっこよく聞こえる!!とびっくりの様子。

二回ぐらい続けて弾いてみました。

慣れて余裕が出てくると、お互いの音が聞こえてくるので、アンサンブルをしている感触がより実感できて、私もとても楽しくなってきました。

生徒さんではないので、レッスンをするつもりはまったくありませんでしたが、最後のユニゾンのところ(水色の線の部分)がどうしても両手が揃わず苦労していました。

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最後に決まると、華やかでかっこいいのですが、難関ですね。

普段教えてもらっている先生の意向もあるので、先生はココの部分はどうやって練習すると良いよと教えてくれたの?と聞いてみました。

「ゆっくり練習しなさいって言われた」とのこと。

私も同じ意見でした。

左右がバラバラにならないように、ゆっくり音を確かめながら弾く必要があります。

確実にゆっくり弾くためにも、ひとつだけアドバイスさせてもらいました。

「登校班で学校に行くときに、一年生と六年生のどちらに早さを合わせるの?」と聞くと、

お友だち・「一年生」

私・「歩くのがゆっくりな人に合わせるでしょ?だから左手に合わせてあげてね」

とだけお話しました。

すると、実感として分かってもらえたのか、ニコニコしていました。

そのあと弾いてみると、一回でぴったり左右がきれいに合いました。

 

発表会後、ママさんから上手に弾けたよ!と連絡をもらい、私もとてもうれしくなりました。

 

普段の練習はもちろんのこと大事ですが、本番には本番に向けた練習をすることで、練習の成果を十分に発揮することができます。

また、同じ内容のアドバイスでも、その子にとって分かりやすい例えをすることで、理解度がまったく違ってきます。

一所懸命やっているわりには本番で思うように成果が出ないなという方いらっしゃいませんか?ピアノライフアドバイザーとしてあなたのピアノライフを応援いたします。