どうせ練習するなら
午後は娘の中学校へ
三者面談へ行ってきました。
校庭では部活に励む子どもたちの姿が見られました。
どの運動部も
10月に新人戦を終えたばかり。
校舎では、
面談を待つ間にと、
各部活の新人戦の様子を
校長先生が写真に撮ってくださり、
それをスライドショーにして
自由に見られるようにセッティングしてありました。
そのスライドショーには
各部の部長の新人戦の感想を載せてあり、
その言葉と共に写真を見ていると、
限られた環境の中で頑張っていた
様子が良く分かり、
胸が熱くなる思いがありました。
そして、また帰る時に
校庭に目をやると
まだ部活を頑張っている様子。
なんとなく練習を頑張っている感じではありますが、
みんなどんな思いで練習しているのかな?
という思いがよぎりました。
部長たちの感想では
メンタルの弱さを反省している部が多く、
普段の力を出せなかったと。
メンタルの弱さを克服するような練習って
どんな練習なんだろう?
試合のときに普段の力を発揮できる練習って
どんな練習なんだろう?
この子達は、
そういうことを考えて練習してるのか?
今日一日何を目標にしているのだろう?
ふとそんな考えが浮かびました。
ピアノのレッスンでも良く言うことですが、
なんとなく練習しているだけでは
いつのまにかに出来るようになることは
無いよ。
これは
いつも同じところで間違えたり、
間違えを直そうとしなかったり、
つまり、何も考えていない練習を
続けていても何も変わらないということです。
せっかく練習するなら
一つでも出来るようにしたいですよね。
間違えたまま練習すると、
間違えることが上手になってしまいます。
ただやれば良いというのは練習になりません。
1回、2回で出来ないと
もう無理、出来ないと言って
諦めてしまう人もいますが、
それは練習ではなく、
ただやっただけです。
出来るようになるまでやるのが練習。
100回やって出来なくても、
もしかしたら101回で出来るかもしれない、
150回やれば出来るかもしれない。
どうやったら出来るようになるのか
考えるのです。
どうせ時間をかけて練習するなら
出来るようにしたいですよね。
そのためのヒントはレッスンで伝えています。
どうしたら出来るようになるのか
必ず先生は説明しているはずです。
先生のアドバイス通りにやっていますか?
先生のアドバイスに疑問があっても
まずはアドバイス通りにやってみましょう。
それでうまくいかなかったら
また違う方法を考えれば良いのです。
先生のアドバイスをどれだけ素直に聞けるかが、
上達の分かれ道です。
1日や2日で
ピアノは弾けるようになりません。
根気強く続けていくことが
一番の近道です。
焦らず地道に続けていきましょう!
2020年11月12日(木) │ おすすめの練習方法
立って弾くこともありますよ!
ピアノってちょこんと椅子に座って
優しく優雅に弾いているイメージですか?
見た目以上に全身運動です。
指先に体重を乗せて弾いています。
足でしっかり身体を支え、
腹筋と背筋で上半身を支え、
でも肩や腕の力は抜き、
手首の力も抜いて、
指先に力を伝えて鍵盤を弾きます。
これがとっても難しい。
肩や腕の力を抜いてーと言うと、
指先までダラーンとなってしまい、
フニャフニャになってしまいます。
それだと、良い音はでないので、
関節を立ててーーと言うと、
余計なところに力が入ってしまいます。
その子によって
どんな説明が分かりやすいのか
ポイントが違うので、
私も試行錯誤です。
時々、立って演奏してみたり、
ジャンプしながら弾いてみたり、
隣で私の方が息切れしている時も・・・
ピアノは運動の要素も大事です。
これから寒くなってきますが
外で思いっきり身体を動かして
体力をつけると共に、
体の使い方もたくさん経験してほしいです。
ボールを使った遊びは
リズム感を養うにもとても良いですね。
キャッチボールって
コミュニケーションなので、
知らず知らずのうちに
お互いを思う気持ちを育まれますね。
ボールを扱うことで
指先も使うので、
ピアノを弾いている方には
本当におすすめです!
ぜひ!
2020年11月02日(月) │ おすすめの練習方法
夏休み特別レッスン、後半戦スタート
6日間の夏休み特別レッスン、後半戦がスタートしました。
メンバーが二人増えて、
これまで一人で頑張ってきたAくんは嬉しそうな表情。
今日からスタートの二人は、ドキドキしている様子でした。
やはり、たった3日と思いがちですが、3日間の経験があるのと無いのとでは出来ることに違いが出ると分かり、いろいろと教えてあげる場面もありました。
Aくんのお母さんによると、
お家での練習の時にも、今回の特別レッスンの効果を感じているそうです。
まず、ピアノの音が変わった。
これにはお父さんもびっくりだったようで、
芯のある音っていうんですか?
しっかりとした音が出るようになりました。
とのことでした。
そして、今回の課題である“半音階”です。
半音階がたくさん含まれているバイエルの曲でアンサンブルをする予定で、課題を前もって出していました。
しかし、苦手意識が強く、練習する気がなかなか出ませんでした。
気がのらないからといって、やめるわけにはいかないことを説明し、とにかく回数を重ねることが克服の鍵とし、一緒に何回も何回も練習しました。
回数を重ねるにも工夫が必要で、楽譜通りにそのままやるだけではなく、声に出して歌ったり、リズムを変えたり、構成を見て、私と部分的に交代して弾いたり、飽きないように、でも効果が出るように工夫します。
からだが覚えるまでやります。
少しずつ出来るようになっていきますが、なかなか完璧に出来るようにはなりません。
その時大事なのが、諦めない気持ちです。
Aくんは出来るようになっている部分が増えているにも関わらず、出来ないことに焦点を当てすぎて、自分は全然出来てないと思い込み、気持ちが萎えていました。
ここからが踏ん張りどころです。
気がのらないからやらない。
出来るようにならないからやりたくない。
このままではいつになったら出来るのでしょうか?いつもこの調子では、自分に自信をつけられないまま、出来る喜びを感じられないままになってしまいます。
あともうちょっとのところまで来ていました。
あと、数ヵ所意識するだけですが、前向きな気持ちが沸いてきませんでした。
そこで3日目のレッスン後にお願いしたのが、
お母さんからの励ましです。
今回、一日3時間もの長い練習を三日も続けていることは、これまでにない、特別なことなので、盛大に盛り上げてほしいということです。
いつもよりちょっとオーバー気味に応援してあげてくださいとお願いしました。
★どんなことやってるの?
★どういうところを注意されたの?
★聴いてみたいな。
★すごいできるようになってるね、
★すごいがんばってきたね
などなど・・・・
金曜日は一日お休みして、
土曜日4日目のレッスンでは
自信満々の笑顔で
「出来るようになった!」と話してくれました。
そして、他のメンバーの子が
びっくりした眼差しでAくんを見ていました。他の二人は、3日前のAくんとそっくりでした。
私は、どんな子でも、正しい練習のしかたをすれば、弾けるようになると信じています。出来るようになるまで練習をするという経験が少ないので、ちょっとやってみてできなければ諦めるというパターンになっている子が多いような印象を受けました。
子供だから、趣味で弾ければ良いから、どうせプロにはならないから・・・ここまでで良いという制限を設けたら、本当に音楽を楽しめるようになるところまでいけるでしょうか?
将来、趣味で弾けるようになるからにはこそ、小学生の時期に、からだが覚えるまで技術を身に付ける必要があると思っています。
ピアノを弾けるようになるために、どうしても越えなければいけない、その子なりのメンタルな課題があるように思います。心構え次第なのです。
時には厳しく感じるときもあるかもしれませんが、そこを避けたり・逃げてしまってはなにも達成することができません。
厳しく感じるということは、そこをなんとかしなければいけないと、自分でわかっているということです。
“耳が痛い”という表現もありますよね。
図星だからですね。
ピアノが弾けるようになりたいという夢を持って教室に通うわけですから、弾けるようになる、弾けるようにする、これは自分の夢を叶えていることですね。
ひとつ自分の夢を叶えられれば、その先の人生の夢も叶えられる人になると思いますよ。
そして、皆さんが自分の夢を叶えて、その側に音楽があったら、ピアノの先生としてそれ以上の喜びはありません。
あと2日。
一日3時間の夏休み特別レッスン、頑張ろう!
2019年07月28日(日) │ おすすめの練習方法
夏休み特別レッスン、楽しい!
3時間のレッスン。
いつまでも終わらないイメージですか?
ところが、始めてみると
“もう終わり???”
という感覚なんです👀‼
これには私も驚きました。
予想していたよりもあっという間に終わってしまいます。
最初にソルフェージュをやります。
聴音といって、ピアノで弾いた音を書き取ります。初めてやってみましたが、スムーズに出来ました。
ト音記号の書き方、
小節線の書き方
すると、普段何気なく見ている楽譜にも、たくさん気を付けるポイントがあることが分かりました。
そして、読譜の特訓。
スラスラ楽譜が読めるようになるには、たくさん読むことです。
なかなか楽譜が読めるようにならないというお悩みを多く聞きますが、圧倒的に読む量が足りてません。
そして、次は基礎練習を徹底的にやります。
音程を少しずつ広げていきすべての指を満遍なく動かせるようにします。
最終的にはハノンへ抵抗無く進めるのが目的です。
そして、最後は連弾の練習です。
今回はぐるぐるバイエルに挑戦してみます。
しかし、これまで個人のペースでレッスンをしてきたため、出来るところまでで良いという習慣があり、最後まで弾けるように練習していませんでしたね。
なので、課題は必ず弾けるようになってレッスンに来る。
というお約束を確認することになりました。
そして、出来るようになるまで練習してくるのが大事だよという話をしました。
子供だから、忙しくて大変だから、
ここまでで良いという制限を大人がつけてしまったら、子供の無限の可能性を引き出すことはできません。
将来、趣味で音楽を楽しむためにも、小学生の間に技術を習得することはとても大事ですし、出来るようになることが楽しいことだという体験は、ピアノ以外にも役に立つ成功体験ではないでしょうか?
さぁ、今日も特別レッスン3日目がスタートします。
家での練習のヒントをつかんでくださいね。
2019年07月25日(木) │ おすすめの練習方法
夏休み特別レッスンスタートです
さぁ、夏休みは始まりました!
以前からお知らせしていた通り、
夏休み特別レッスンがスタートします。
ピアノの練習
って、なんとなく大変とか、辛いとか、面倒とか、ネガティブなイメージがありませんか?
練習しなくちゃ・・・
と思って、練習している方も多いのではないかと思います。
練習しなくちゃ出来るようにならないよ。と、よく子供の頃に言われました。
でも、見方を変えると、
練習すれば出来るようになるのです。
そういわれると、
希望が見えてきませんか?
夏休み特別レッスンでは、
どんな練習をどのくらいやると、何が出来るようになるかを体験してもらいたくて、基礎練習を中心にグループで一緒に練習します。
読譜の練習もします。
音楽の習得は言葉の習得と似ています。
毎週30分のレッスンに来ているだけでは、自由自在にピアノを弾けるようにはなりません。
弾くだけでなく、楽譜を読んだり、書いたり、聴いたり、まんべんなく取り組むことが重要だと考えています。
3時間のレッスンで
★ソルフェージュ
★基礎練習
★連弾
この3つを集中的にやります。
6日間続ける予定の子もいます。
家族の予定の都合で、
2日間、3日間の子もいますが、
それぞれ今後の練習のヒントをつかんでもらえたらなと思います。
楽しみですね。
2019年07月23日(火) │ おすすめの練習方法