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気持ち良く練習するために

私がピアノ教室をしていると知ったママ友たちから、よく相談を受けていたのが、

 

・子供が自分から練習をしたがらない、

・「練習しなさい」と言ってもなかなか練習しない

・練習しないから、ピアノをやめさせようか迷っている

 

等々、ピアノに興味を持って始めたものの、練習させるのが大変というお悩みでした。あまりにも練習しなさい!と言い過ぎて親子関係が悪くなりそうで嫌だという話もありました。

私自身、小学生の頃など振り返ってみると、思い当たることがあります。

遊んで帰る時間が遅くなると、それはそれはひどく怒られるし、ちゃんと練習しているつもりでも、怒られることもあったし、ピアノで怒られることも多く、高学年の頃はピアノで良い思い出はあまりありませんでした。

ピアノに関しては暗黒時代でした。

 

自ら練習できるようになるのは、高学年ごろですが、親子関係が悪くなるほどのやり取りをしなくても、気持ちよく練習が出きるような工夫・声かけをして欲しかったなと思います。

 

「練習しなさい!」と、いきなり強い口調で言われると、反射的に「今、やろうと思ってたのに・・・」と、本心はどうであれ、つい反抗したくなります。

子供としては、やらなきゃいけないと分かっているので、ふてくされた気持ちになります。

 

時間だからと、いきなり「練習しなさい」ではなく、「そろそろ時間だね」「○○時になったらやろうね」「あと10分したらピアノの時間だね」などと、少しずつ気持ちがピアノに向かうように声をかけてみてはいかがでしょうか?

 

年中~一年生ぐらいであれば

「ピアノが聞きたい」「この前弾いていたあの曲が聞きたい」「どうやって弾くのか教えて欲しい」など、お母さんが興味を持ってくれると分かると、張り切って練習できると思います。

ただ、これがずっと続くとなると、お母さんのために弾いているとなってしまうので、そうならないように、ピアノを弾くのが楽しいと思えるようにする必要があります。

 

いずれにしても、練習が大好き!という子は、あまりいないでしょう。

練習は、やる気があるときにやるのではなく、やりながらやる気が出てくるものなので、子供の意思に任せるというのは、難しいと思います。

3・4年生ぐらいまでは、ぜひ練習に付き合ってあげてください。

(100日チャレンジ 4/100)

 

 

おうちでリハーサル

本番前にぜひやって欲しい練習があります。

 

それは、衣装を着て弾くこと。

本番と同じように、靴をはいて、歩いて、お辞儀をするところからやってみてください。

 

それだけでも緊張感が増します。

 

そのとき気を付けたいのが、

椅子にどのように座るかです。

普段着なれていないドレスだと、

スカートが長く、生地の感じも違います。

ふんわりしているスカートだと、椅子に座ったときにキレイにスカートが流れるように整えるのにも練習が必要です。

 

ぐちゃぐちゃのまま演奏を始めることがないように、扱い方を心得ておく必要があります。

 

足元が見えないほど長いスカートの場合など、歩き方にも注意が必要です。

 

それから、髪型も一度本番のつもりでやってみると良いでしょう。

 

お客様からは右半分しか見えないので、髪の毛が顔を隠してしまうようなスタイルだと、残念な感じがします。

すっきり顔も見えるような髪型に工夫すると良いでしょう。

 

先日のリハーサルレッスンでは、なるべく衣装を着てくるようにお願いしていました。

こういうところで面倒くさがらずにやっておくと、当日慌てなくて済みます。

 

本番前にやることはたくさんありますが、ひとつでも安心が増えると、演奏することだけに集中できるので、より実力を発揮できるようになります。

 

さて、明日からはラストスパートです!

 

 

 

★ピアノサロン・ドルチェ30回記念コンサート開催!

5月15日(日)

馬宮コミュニティーセンター 多目的ホールで開催。

ベビーカーのまま入場することができます。
午後1時30分スタート。

定員は100名完全予約制です。
チケット¥1900(未就学児は無料です)

お申し込みはinfo@tomo-sounds.comまで

このHPのお問い合わせフォームからのお申し込みできます

本番前の大事な練習とは?

発表会まであと10日となりました!

 

まだまだ私の準備は残っていて、

早めに取りかからないと!という感じです。

 

演奏の方は最終段階のレッスンに入りました。

 

曲にも慣れてきて、

舞台での演奏している姿をイメージしながら練習している頃です。

 

そうなると、楽譜を見る機会も減り、

気持ち良く弾けている分、注意力が散漫になることもあります。

どうなるかというと、

崩れてくる・・・時期でもあります。

 

演奏が崩れるって具体的にどういう状態かというと、

テンポが安定しない。

雑な感じになる。

手が勝手に弾いているような感じで、本人は上の空。

 

だいたい、このような感じになります。

 

本人としてはちゃんと弾けているつもりです。

 

そんなときはどうするかというと、

テンポをかなり落として弾きます。

集中していないと、次の音や、リズムが分からなくなる程です。

指が勝手に覚えているような状態では、ハッとしたときに何を弾いているのか?どこを弾いているのか分からなくなります。

 

そうして、集中することを思い出していきます。

 

このテンポを落とした練習は大変効果があります。

 

緊張したときに、

自分の心拍数に合わせて体は動くようにできているので、

心拍数が早くなったときに、指がはやく動いてしまっても、ちょうどよいテンポに聞こえるようにするには、普段からゆっくりのテンポでも練習する必要があります。

 

指に任せた演奏ではなく、

自分の頭でしっかりコントロールできるかどうか、が重要です。

 

それから、指が早く動いてしまった時のために、できる限り早いテンポで弾いてみることも大事です。

 

極度に緊張したときに自分では制御できないほど、早く指が動いてしまうことはたまにあります。それに驚いて、どうしよう~と戸惑っていると、次に弾くべき音が一瞬分からなくなることがあるからです。

 

そうなってもなんとか最後まで弾ききれるようにしておきます。

 

いつもちょうどよいテンポばかりで練習していると、本番特有の事態に対処できないので、本番前は普段の練習に加えたこのような練習が必要になります。

 

そこまで準備できていれば

当日も安心して舞台に望むことができるでしょう。

 

あと10日。

まだ10日ありますので、

しっかり準備したいですね。

 

 

★ピアノサロン・ドルチェ30回記念開催!

5月15日(日)

馬宮コミュニティーセンター 多目的ホールで開催。

ベビーカーのまま入場することができます。
午後1時30分スタート。

定員は100名完全予約制です。
チケット¥1900(未就学児は無料です)

お申し込みはinfo@tomo-sounds.comまで

このHPのお問い合わせフォームからのお申し込みできます

うまく弾けないところは何が問題か?

いつも間違えてしまう、

いつもうまく指が回らない、

弾きづらいところがある、

 

ちょっと長い曲になってくると、

必ず苦手な部分がでてきますよね。

 

そういう箇所には、必ず共通の原因があります。

 

指使いが不自然か、

その直前の箇所に問題があるか、

この二つです。

 

指使いを楽譜通りに弾くことに嫌悪感がある人は多いと思います。

譜読みの段階で、指使いまで丁寧に見れる子はとても少ないです。

やはり、早く音を出したい、

なんとなくでも良いから弾きたいと思う気持ちは、とても共感できます。

 

早く弾きたいなら、なおさら指使いには慎重になるべきです。

不自然な指使いのまま弾いていると、

正しい指使いに直すのに相当な時間がかかります。自分がしっかり指使いを意識していない場合は、なかなか直りません。

だんだんとテクニックも難しくなってくるので、最初のうちから正しい指使いを使うこともを当たり前にすることがとても大事です。

 

楽譜に書かれている指使いは、

一番合理的で、スムーズに弾くために考え抜かれた方法です。

長年考えられた結果が楽譜に書いてあるわけですから、それを使わずにスムーズに弾く方法は、逆に難しいのです。

ここは素直に指示通りに弾いてみましょう。

時々、その指ではかえって弾きづらいなということもあります。そのときは、自分に合った指使いを考えます。

 

不自然な指使いで弾いていると、

正確なリズムにならなかったり、

粒が揃わないということが起こります。

すると、フレーズの最後まで弾ききることができずに、次のフレーズに入る準備が整わず、前のめりな状態で次に行くことになり、つまずく原因となります。

 

そういう箇所で間違えが起こりやすくなります。間違えた場所だけ練習すればすぐにできるようになるのに、通して弾くと間違えてしまう箇所は、繋がりを練習する必要があります。

 

繋がりがうまくいかないのは、その直前に問題があるからです。

最後の音までしっかり聞いていないときに、次がうまくいかないことが多いです。

 

フレーズの最後があやふやになり、

指は動かしているけれど、音がはっきりしない、はっきりしないということは、耳でとらえていないことになります。

 

まずは、その箇所で聞こえてくるべき音がしっかりと聞こえるまでテンポを落とします。耳でとらえられていると、指の動きがしっかり、はっきりするので、指の形が決まります。

 

それから少しずつテンポを戻していくと、だんだん弾けるようになってきます。

 

最後の音まで聞くとなると、少しテンポを遅くする必要がある場合がありますが、そのテンポの揺れは、音楽的に必要な”間”になることもあるので、聞いている方としては、自然な流れに聞こえてきます。

 

弾いているときの感覚と、

客観的に聞いている時の感覚では

やや違う印象になることもありますが、

そのギャップになれてくると、

ホールでの演奏でもいかされてきます。

 

どのぐらいのテンポの揺れがちょうどよいのか分かってくると、フレーズの繋がりもよくなってくるし、落ち着いて弾くことができるようになります。

 

どうしても間違えてしまうところが決まっているというところは、

 

指使いと、

その直前の箇所に注目して

ゆっくり練習してみましょう。

 

あっという間に弾けるようになると思います!

 

 

短時間で集中して。

本番が近くなってくると、

練習にも熱が入って、

これまでは大丈夫だと思っていた部分も

ちょっと気になって、

何回も繰り返していませんか?

 

何回も練習しているのに、

練習すればするほどなんとなくうまくいかなくなるような

そんな感覚になったことはありませんか?

 

焦りますよね。

 

そんなときは、

思いきって練習を切り上げて、

少し休憩してみましょう。

 

気分を変えて、しばらくしてからやってみるのもおすすめです。

 

これまでたくさん練習してきました。

それなのに、

なんとなく違和感があるのは、

集中力が少しきれているかもしれません。

 

気持ちは焦っているけれど、

変だな???という気持ちに集中していて、音楽に集中しているかどうか?よく分からない状態になっていると思います。

 

そんな状態で練習を切り上げるのは

ちょっと心配になるかもしれませんね。

しかし、

少し離れてみると、

新しい気持ちでピアノに向き合えます。

 

ただひたすらに長時間練習すれば良いというものでもないので、

これから本番までの練習では

短時間で集中する精度をあげていくことを意識してみましょう。

 

まず、一回だけやってみる。

 

そこで前回練習したところがどうなっているか?

 

出来ていれば練習の成果が現れているし、その逆もあります。

 

また時間を空けて、

一回やってみる。

 

次はどうでしょうか?

 

本番は一度きりです。

その一度で、全てを出しきるには

ダラダラと練習するのではなく、

短時間でサッとやるのも

おすすめの方法です。

 

たくさん弾けると安心しますが、

一回だけ、と決めると、

また緊張する練習にもなりますね。