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音が出る前から音楽は始まっている

「音が出る前から音楽は始まっている」

いつ頃言われた言葉か忘れてしまいましたが、

どういうこと???と

戸惑ったのはよく覚えています。

 

先生は、音を出す前、

楽譜に書かれた一番最初の音を出す前から

音楽の流れは始まっているから、

その流れにのって曲を始めるように、

という意味だったようです。

 

最近、この言葉の意味が

よく分かるようになりました。

 

最初の音を出すための準備が

出来ているときと

出来ていないときでは

音の質が全く違って、

そのあとどんなに良い流れを作ったとしても、

印象が決まってしまいます。

 

ピアノは指で演奏して、

音が出る場所も自分から離れているので、

なんとなく機械をいじっているような感覚に

なりがちです。

ですが、呼吸を意識することで、

指先に神経が行き届き、

心を感じられるような音になります。

 

身体の使い方としては

声を出すときと同じような準備が必要です。

 

歌を歌うときは、

必ず息を吸いますね。

吸うためには、音楽の流れにあらかじめのっていないと、

不自然な歌になってしまいます。

歌の場合は、前奏などがあることが多いので、

自然の音楽の流れにのって

歌い出すことができます。

それと同じようなことを

ピアノを弾くときもします。

無音の状態から音楽を感じて、

その流れにのって身体全体で呼吸をして

一番最初の音を出します。

 

この出だしの音がうまく出せるようになると、

自然な呼吸をしながら演奏をすることが

出来てくるようです。

演奏することに集中していると

意外にも呼吸をしないで

演奏していることが多いです。

そういう演奏は、聴いている方も

息苦しくなってきて、

無表情な演奏に感じます。

 

絵本の読み聞かせや、

朗読に例えると分かりやすいですね。

棒読みの朗読は呼吸が単調で、

抑揚が無いですよね。

指先を動かすことだけに集中してる演奏は

こういう棒読みの状態です。

 

表情豊かな演奏のためには

まず歌うことが大事です。

歌うことは音楽の全ての基本です。

ピアノ以外の楽器でも同じです。

 

今すぐにピアノを習うことが出来ない場合など、

まずは歌うことから始めてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

練習したくなる雰囲気を作ろう!

ずいぶん前のことですが、

知り合いのお母さんから、

「子どもにピアノを習わせたいけど、

家で練習しないと思うんです。」

と、話を持ち出されて、

「やる前から、練習しないって

言っちゃうんですね」

笑って言いましたが、

困ったなぁーとヒヤヒヤしました。

結局、ご縁がなかったので

ある意味ホッとしました。

おうちでの練習をどうしたらいいか?

これは私が子どもの頃から、

いや、もっと前から

そして、今も永遠のテーマでしょう。

最初は喜んで練習していても、

だんだんやらなくなってきたり、

面倒になってきたり、

お友達と遊ぶ時間の方が長くなったり、

お母さんに言われないとやらなくなったり、

 

練習にまつわるエピソードは

本当にたくさんあると思います。

 

お母さんは、せっかく習わせているから

家でもたくさん練習してほしいと思い、

「練習しなさい!」

言いますよね。

すると、子どもは

「いま、やろうと思ってたのに」と

うるさそうに答える。

 

言われる前に練習してくれたら

どんなに良いだろう~

どうやって声をかけたら良いのか

悩むところですね。

 

正直言うと、

小学校1・2年の子が、

自分からすすんで練習するというは

まれだと思います。

学校の宿題や、歯磨きを習慣にするまでは

親の手助けが必要なのと同じで、

ある程度習慣になるまでは

お母さんと一緒に練習するのが一番良いと思います。

 

3・4年生頃には

そばについていなくても、

何となく自分で練習できるようになって、

5・6年生になれば

自分から考えて練習できるようになってるなというのが

私の印象です。

 

なので、習慣にするまでは

お母さんも一緒に楽しめるような雰囲気作りを心がけてみてください。

 

家で練習する時間をだいたい決めておいて、

「◯◯時になったら練習しようね」

いきなり練習しよう!だと、

子どもも何か他にするつもりでいた場合

なかなか気持ちが切り替わらないこともあります。

 

「あと10分で練習するよー」

具体的にそろそろ始める気分になるように声をかけるのも良いでしょう。

何かしている場合、それが終わらないと次の行動に移せない場合もあります。

子どもなりに気が済まないと終われないこともあります。

 

少しずつ声をかけておくことで

これが終わったら次ピアノをやろうと

心の準備をする時間が必要です。

 

お母さんが声をかけた瞬間に

気持ちが変わることはなかなか

無いと思うので、

少し待ってあげてください。

 

◯◯ちゃんのピアノを聴きたいな。

子どもたちにはお母さんの喜ぶ顔を見たくて、

一生懸命やってくれるでしょう。

ただ、これはあまり多用してほしくはありません。

そのうちにお母さんの為にやることになってしまって、

お母さんがやれって言ったからやってる

となってしまってはいけないからです。

あくまでも

ピアノを弾きたいと始めたのが自分なので、

自分のために練習をするように

ならないといけませんね。

 

絶対に、

「練習しないならやめなさい」

これは言ってほしくない言葉です。

 

ポキッと気持ちが切れてしまうこともあります。

 

 

音楽は新しい言語を習得するプロセスと似ています。

一朝一夕では身に付けられません。

 

少しずつでも継続することができれば

瞬間的には停滞しているように見えても、

必ず前進しています。

 

1年前、3年前の自分と比べてみてください。

 

できるようになっていることが

たくさんあるはずです。

 

続けるモチベーションを

保ち続けるには

弾いてみたい憧れの曲をたくさん見つけることです。

 

ピアノには数えきれないほどの名曲があります。

 

ぜひお気に入りの曲をたくさんみつけて

弾いている自分をイメージしてみてください。

 

きっとどんどん練習したくなりますよ。

 

ピアノを弾いているとき、呼吸してますか?

昨日は

テクニックを向上させることも大切で、

そのための練習をする必要を

記事にしました。

 

今日はもう一つ大切な

呼吸についてです。

 

普段、呼吸は無意識にしていますね。

人間が生きていく上で

呼吸をするのは当たり前のことです。

動物だってするし、

植物だって呼吸をしています。

 

信じられないかもしれませんが、

ピアノを弾いているとき、

弾くことに夢中になりすぎて、

呼吸を忘れてしまうことが多々あります。

 

そういう演奏を聴くと、

なぜか聴いている人の方が苦しくなってくるものです。

 

歌や金管楽器、木管楽器などは

直接息を使って音を出すので、

呼吸が大事なのは

簡単に想像がつきます。

 

音楽は歌が基本にあるので、

直接息を使わない楽器でも

呼吸が大事です。

 

なので、レッスンでは

歌うことをとても大事にしています。

歌うように弾けると、

自然な演奏になります。

音を出す時の身体の使い方は

歌うときと同じです。

 

音に強弱をつけるときも

声に強弱をつけるようにすると

自然なブレスで

強弱をつけることができます。

 

声に強弱がつく時のことを考えると、

自然に感情もついてきます。

 

小学生にも分かりやすく説明するときは

お母さんに話したいことがあって、

話しかけるときを想像してもらいます。

一回目は何気なく声をかけた場合、

おそらく強弱記号で表すと

メッゾピアノぐらいでしょうか?

しかし、食事の支度をしているお母さんに

声が届かなかった時、

二回目は少し大きな声で話しかけますね。

メッゾフォルテまで大きくなるでしょう。

それでもお母さんが聞こえなければ、

3回目はフォルテまたはフォルティッシモで

声をかけますよね。

 

音楽も同じで、

強弱をつけるには理由があります。

その気持ちになることで

自然な呼吸と

自然な強弱が結び付きます。

 

テクニックだけの練習に片寄ると、

この呼吸をしながら演奏することを

忘れがちです。

私はテクニックばかりが先行してしまい、

指の動きと、呼吸のバランスが

とても悪い演奏をしていました。

その癖は今でも気を付けないと

うっかり指だけが先行してしまうことがあります。

 

その癖を直すためには

自分の演奏を録音して聴いてみる。

これが一番効果がありました。

自分ではしっかり呼吸して、

自然な歌になるように

演奏しているつもりでも、

実際の演奏を聴いてみると

自分で思ったほどできていないのです。

 

大袈裟にやってみて

ちょうど良いということがよくありました。

 

本番では緊張もしているし

いつも以上にできていないことがありました。

 

自分の演奏を聴くのは

慣れるまではとても嫌なものです。

録音した声を聴いたことがありますか?

自分の声ではないような気がしますよね。

でも、他人が聴けば

いつも通りの声と話し方ですよね。

ピアノの演奏も同じで、

これが自分の演奏?と

がっかりすることもあります。

が、その事実に正面から向き合って

自分が納得できるようになると、

本来の自分らしい演奏に

近づいてくると思います。

 

はじめは自分の演奏を聴くのは嫌でも、

だんだん慣れてきます。

今ではスマホで簡単に

録音・録画ができるので

自分の演奏を振り替えるのが

手軽にできるようになりました。

 

自然な呼吸で演奏できるように

ぜひ録音を聴きながら練習してみましょう。

 

もっと楽しく演奏できるようになりますよ。

 

早く走りたければ、走る練習を!

早く走れるようになりたい!のに、

歩く練習ばかりしていは

走れるようにはなりませんよね。

 

ピアノでも同じことが言えます。

もちろんゆっくり確実に弾くことも大事です。

そもそも歩けなければ、走ることもできませんね。

 

ある程度確実に弾けるようになっているのに、

そのまま同じ練習をしていては

いつまでも早いパッセージを

弾くことはできません。

 

だから、

早く指を動かすための練習も必要です。

 

陸上選手にとって、

早く走るためのフォームや

スタートの姿勢、

飛び出すタイミング、

ゴールするときの身体の使い方

たった数十秒のために

やるべきことがたくさんあります。

そして、

走るだけではなく、

筋トレをしたり、

食事に気を付けたり、

総合的に練習をします。

 

ピアノも同じで、

早く指を動かすためには

それに合う身体の使い方や

手の形、指の使い方、

手首の動かし方、

などが変わってきます。

 

なので、ゆっくり確実に

音が出るようになったら、

少しずつテンポを上げて練習します。

最初は腕の筋肉の使い方が慣れずに

あちこち動かしにくいところがあるでしょう。

必ず楽に弾けるポイントがあるので、

諦めずに続けてください。

 

基礎の練習をやりたがらない子は

多いですが、

地道に基礎練習を続けていると、

自分の思った通りに指が動くようになるので、

曲の仕上がりが早くなります。

 

曲が弾ければ良いでしょ!

曲の中でテクニックを磨けばいいのでは?

そういう考え方をしている子も見受けられますが、

最初からテクニックが付いていれば、

どんな曲でも出来るのです。

 

スポーツ選手が基礎を大事にしている理由と同じです。

 

種目が違っても

一流の選手ほど基礎を大事にすると聴きます。

 

音楽家も同じです。

 

ハノンは

効率よくピアノを弾くための指・身体を作る教本です。

 

地味で面白味に欠けるようにも見えますが、

続けることで効果を実感できます。

 

レッスンでハノンをするようになって

続けている子ほど効果を実感しています。

そしてスムーズにハノンへ進めるように、

3年生以下の生徒さんには

準備段階としての指の練習をするようになりました。

 

レッスンの最初の5分ぐらいは

基礎練習です。

細やかな動きが出来るようになると、

曲の幅も広がり、

なにより自分自身が

気持ちよく演奏できるようになるので、

ピアノを弾く楽しみが増してくるでしょう。

 

基礎練習も楽しめるようになると良いですね。

 

 

 

 

 

 

どうせ練習するなら

午後は娘の中学校へ

三者面談へ行ってきました。

 

校庭では部活に励む子どもたちの姿が見られました。

 

どの運動部も

10月に新人戦を終えたばかり。

 

校舎では、

面談を待つ間にと、

各部活の新人戦の様子を

校長先生が写真に撮ってくださり、

それをスライドショーにして

自由に見られるようにセッティングしてありました。

 

そのスライドショーには

各部の部長の新人戦の感想を載せてあり、

その言葉と共に写真を見ていると、

限られた環境の中で頑張っていた

様子が良く分かり、

胸が熱くなる思いがありました。

 

そして、また帰る時に

校庭に目をやると

まだ部活を頑張っている様子。

 

なんとなく練習を頑張っている感じではありますが、

みんなどんな思いで練習しているのかな?

という思いがよぎりました。

 

 

部長たちの感想では

メンタルの弱さを反省している部が多く、

普段の力を出せなかったと。

 

メンタルの弱さを克服するような練習って

どんな練習なんだろう?

試合のときに普段の力を発揮できる練習って

どんな練習なんだろう?

 

この子達は、

そういうことを考えて練習してるのか?

今日一日何を目標にしているのだろう?

 

ふとそんな考えが浮かびました。

ピアノのレッスンでも良く言うことですが、

 

なんとなく練習しているだけでは

いつのまにかに出来るようになることは

無いよ。

 

これは

いつも同じところで間違えたり、

間違えを直そうとしなかったり、

つまり、何も考えていない練習を

続けていても何も変わらないということです。

 

せっかく練習するなら

一つでも出来るようにしたいですよね。

間違えたまま練習すると、

間違えることが上手になってしまいます。

ただやれば良いというのは練習になりません。

 

1回、2回で出来ないと

もう無理、出来ないと言って

諦めてしまう人もいますが、

それは練習ではなく、

ただやっただけです。

出来るようになるまでやるのが練習。

100回やって出来なくても、

もしかしたら101回で出来るかもしれない、

150回やれば出来るかもしれない。

どうやったら出来るようになるのか

考えるのです。

 

どうせ時間をかけて練習するなら

出来るようにしたいですよね。

そのためのヒントはレッスンで伝えています。

どうしたら出来るようになるのか

必ず先生は説明しているはずです。

先生のアドバイス通りにやっていますか?

先生のアドバイスに疑問があっても

まずはアドバイス通りにやってみましょう。

それでうまくいかなかったら

また違う方法を考えれば良いのです。

 

先生のアドバイスをどれだけ素直に聞けるかが、

上達の分かれ道です。

 

1日や2日で

ピアノは弾けるようになりません。

根気強く続けていくことが

一番の近道です。

焦らず地道に続けていきましょう!