トップへ戻る

> 2020年 > 12月 > 23日

月別アーカイブ

月別アーカイブ

初心に帰る日

明日は24日、クリスマスイブですね。

 

家族でクリスマスを迎える方も多いでしょう。

 

我が家にとって、

クリスマスは息子の誕生日なので、

盛大にパーティーをしてきました。

高校2年生になるので、

そろそろお友だちと一緒に

クリスマスを楽しむ頃なのかな?と

やや寂しさを感じていましたが、

コロナの状況もあり、

家で過ごすというので、

例年通りのクリスマスになりそうです。

 

17年前の今ごろ(23日の夜)は

陣痛が始まって12時間も過ぎたのに、

全く生まれる気配がなく、

ひたすら陣痛の間隔が早くなってくれることだけを願っていました。

 

結局生まれたのは

24日の午後6時。

二日がかりの想像を越えた

苦しい出産となりました。

 

産声も弱々しく、

疲れきって生まれてきたようで、

そんななか、無事に生まれてきたことを

喜んだものでした。

 

月日が経ち、

元気いっぱいすぎる男の子に成長し、

ハラハラドキドキ

とにかく外へ出れば、

一瞬たりとも油断ができない

一秒でも良いからじっとして欲しい

と思うこともしばしば。

あれやこれやと

心配ごとも増えてきました。

 

思い悩むこともたくさんありましたが、

そんなときは、

生まれたときに

「元気に生きてて欲しい」

と純粋に願っていた日の事を思い出すようにし、

子どもの力を信じて待つ。

 

私にできることは

温かい食事と、

快適な家の環境を作ること。

そして笑顔でいること。

 

ようやくこんな心境に達してきたように

思います。

 

親としては、

なんでもできて欲しい、

いろいろと欲張りになりがちですが、

自分の事を考えると、

まだまだ未熟な面もたくさんあります。

それなのに子どもに完璧を求めるのも

無理だなーと気がつきました。

 

毎年クリスマスには

出産の苦しみと共に

子どもへの初心の気持ちを思い出します。

 

明日は午前中ライブ配信の予定です。

↓zoomを使って、Facebookで配信します。

24日11時スタートです。

ルポゼの小部屋

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=3931772650233053&id=1256307531112925

私自身は2回目となるライブ配信ですが、

前回の反省を活かし、

ピアノの音が綺麗に聞こえるように

マイクなどを用意しました。

クリスマスイブなので、

クリスマスにちなんだ曲を少し演奏する予定です。

慌ただしい時期ですが、

耳を傾けていただけたら嬉しいです。

 

 

 

 

楽器のメンテナンスしてますか?

ピアノはとても大きくて、重くて

頑丈そうだから、

メンテナンスはおろそかになりがちではありませんか?

 

せっかくピアノがあるのに

調律を何年もしてないない、なんて

話しもよく聞きます。

 

意外にもピアノは繊細な楽器です。

 

固いピアノ線を何キロ、合わせると何トンにもなる強さで引っ張り、

ネジを巻いて弦を張り、

音の高さを変えています。

温度や湿度で音色が驚くほど変わります。

ピアノの箱・回りの黒い部分は木で、

弦を直接叩くハンマーはフェルトで出来ています。

 

中を見ると、とても複雑な作りになっていて、

精密機械のようです。

画像はグランド・ピアノですが、

縦型のアップライトピアノも

コンパクトながら音の出る仕組みは

同じです。

 

せめて、年に一回は調律をして、

どこか不具合はないか調律師さんに

見てもらいましょう。

調律後はスッキリとして

気持ちよく演奏できます。

 

しばらく調律してないので、

誰に頼んだらよいか分からないという方は、

習っている先生の知り合いの調律師さんを

紹介してもらうとよいでしょう。

 

調律の世界も奥が深く、

職人技です。

ちょっとしたことで

弾きやすくなったり、

こだわりの強い調律師さんだと、

コンサートのプログラムを考慮して

プログラムに合う音色に調整してくれます。

そういうピアノで演奏すると、

いつもよりも上手に弾けているような

気分になるのです。

ピアニストの技術を影で支えてくれる存在です。

 

ピアノの足の部分はキャスターになっていますが、

そのキャスターの向きでさえも

違いがあるというから驚きですよね。

 

ホールによって

響きの振動の伝わり方が違うから、

舞台の床の木の向きなども

関係があるそうです。

 

またピアノによっても個性があります。

メーカーが違えばもちろんですが、

同じメーカーでも

全て弾き心地は違います。

舞台上ですと、

時間が経つにつれて変わってくるので、

そこが面白いところでもあります。

会場が暖まってくると変わるし、

お客さんが入る前と後でも変わります。

その日の天気も重要です。

 

ピアノの場合は、

自分の楽器をもって歩けないので、

そこにある楽器でベストを尽くすことになります。

日頃からどんなピアノでも

ベストを尽くせるように

音色に注意しながら演奏しましょう。