つづきです
昨日は中学時代の様子でした。
高校に入り、音楽とは関係のない部活に入りたいなぁーと楽しみに入学した翌日、合唱部の先輩がお迎えに来て、仮入部しないと帰してもらえないので、とりあえず仮入部することに。
中学の時には、ピアノのために部活を1度やめて、また再開するということをしたので、高校では1度入ったら最後まで続けたいとも考えていました。
だから、合唱部に入るというのは、ちょっと不本意だけれども、もし入ったら3年生まで続けないといけないと自分に決めていました。
そこでは、今まで歌ったことのない、ラテン語のミサ曲など、とてもきれいな曲があったり、技巧的に難しい歌もあったり、時々伴奏もしたり、部としても関東大会へ進んだり、それなりに充実していました。
でも、進路は音楽ではなく、看護師になりたいと、受験の準備を進めていました。
高3の冬。もう受験校も決めて、いよいよ願書の準備をしようかという頃、12月の中旬立ったと思います。ふと目にしたテレビ番組で音楽療法の事をやっていました。
へぇーそんな分野もあるんだ。
医療の現場で、音楽が活かせるなら、私らしい事ができるかもしれない。看護師になってからでもいいかな。
と、そのときは思いました。
すると、当時お世話になっていたピアノの先生に、音楽療法っていうのがあるらしいのよ、あなたやってみたら?
と、進められました。
なので、看護師になってから勉強します。と答えたところ、音楽の勉強が先よ!と強く進められました。
正直、そんなの無理でしょ、今から・・・と思いましたが、母に相談してみると、良いんじゃない?やってみたら?というのです。
そこから、音楽へ進むことになりました。当時、東海大学で音楽療法の事が勉強できるということで、先生を紹介してもらったり(クリスマス過ぎていたと思います・・・)、今までやっていなかった音楽の受験勉強を始めました。
学校の友達も何やってるの???とびっくりですし、担任の先生も、実技は大丈夫なのか?と驚かれました。。。。
自分でもびっくりの方向転換で、あまりゆっくり考える暇もありませんでしたが、なんとか大学にも合格し、学生生活がはじまります。
あんなに音楽とは関係のないことをしたいと高校に入ったのに、まさか、大学で音楽をやることになるとは・・・これからの学生生活がとても不安になりました。
結果的には、先生や友達との出会いが本当に素晴らしく、あのとき方向転換してよかったとつくづく思っています。
大学で音楽を学んだことで、もっとピアノを弾きたいと感じることができて、大学院にも進みました。大学院でのレッスンはとても厳しいものでしたが、そこで得たものは私の一生の宝です。
やっと音楽の楽しさに目覚めたことで、こんなに楽しいものなら、小さいうちから感じてもらいたい!体験してもらいたい!というのが、今の私の素直な気持ちです。
だから、日々のレッスンでは、大学で教えてもらったような内容も、もちろん噛み砕いてですが、小学生の子供達にも要求しています。すると、とたんに音楽が生きてくるようになるので、子供達の目もキラキラしてくるのが分かります。
とても長くなりましたが、ざっとこれまでの私の音楽人生でした。
これからの音楽人生がどんな風になるのか、とても楽しみです。
2015年11月18日(水) │ ブログ
何歳からピアノを始めましたか?
天気予報はよく当たりますね。
もう11月の中旬なのに、暖かくて・・・
寒いのは苦手なので内心は嬉しいですが、最近は、風邪などで体調をくずしているという話をよく聞きます。
体調管理が難しい季節です。
さて、私がよく質問されるのが、タイトルにもあるように、
「何歳からピアノを始めましたか?」
本当によく聞かれるので、今さらですが、自己紹介も兼ねて、これまでの事を書きたいと思います。
始めたのは3才から(だそうです。)
自分からやりたい!と言ったそうですが、私は全く覚えていません。
通っていた幼稚園に、ヤマハの先生が来て、グループで教えてくれていました。その様子を外の園庭から眺めていたのは覚えています。
母の話によると、アニメの歌や、ピンク・レディー(懐かしい・・・・年代がわかりますね(^_-))の歌をよく歌っていたそうで、それがなかなか上手だったそうです。だから、母は音楽をさせたいと考えていたところ、私がヤマハをやりたいと言ったので、気が変わらないうちに始めたそうです。
外で遊ぶよりも家の中で遊ぶのが好きなタイプだったので、よく絵本をピアノに置いて、作曲・・・などと言って、即興で適当に弾いて遊んでいたのを覚えています。
数回引っ越しの度に先生が変わるなどありましたが、埼玉に落ち着いて、ピアノのレッスンも本格的になってきました。
小学生の頃のレッスンはテクニック中心だったのかなと思います。曲もちょっと無理して難しいものに挑戦していました。なので、腕や肩に無理な力が入り、腱鞘炎のように痛みが出てくるなど、ちょっと辛い状況でした。
レッスンでちょっとでも間違えると、また来週と言われるような感じで、なかなか合格をもらえませんでした。かといって、どうやったら間違えずに弾けるようになるかは教えてもらえませんでした。
作曲家のこともほとんど教えてもらえなかったし、(自分で勉強するものなのかもしれませんが・・・)どうやって勉強するのか分からなかった。ただ弾くだけでした。表現とはいっても、何をどう表現するのか、楽譜を読むというのがどういうことか、全くわかりませんでした。
そうなると、音楽をしていても全然楽しくなくて、どんどん辛くなる一方で、でも、親や先生たちはどんどん進んでいくのです。中1の時には、音大の付属の音楽教室への受験をし、なんとか合格できたものの、周囲とのあまりのレベルの差に愕然としたことを覚えています。
あのころ、レッスンへ行くのが足が重たくて重たくて、なかなか先生のお宅へ辿り着かないような感じです。インターホンを押すのもやっと。異が痛いというのを体験したのもこの頃でした。
いつやめよう、いつやめようと、頭の中がぐるぐるしていて、もう限界だと感じたとき、勇気を出して、やめたいと母に伝えました。
一旦やめたのは中2の時。
大好きな部活を再開し、毎日楽しく、充実していました。ピアノは時々弾くぐらいでした。
2015年11月17日(火) │ ブログ
ご来場ありがとうございました。
前日の雨も気持ちよく上がり、小春日和の暖かい午後に、内野公民館、子供のためのコンサートを無事に終えることができました。
学校から帰ってきて、すぐ公民館へ駆けつけてくれた多くの皆様、お忙しい中ありがとうございました。
プログラムは
・子犬のワルツ
・幻想即興曲
ブルグミュラーの練習曲より
・アラベスク
・清い流れ
・狩り
・シュタイヤ地方の躍り
・バラード
・お嬢様の乗馬
・ゴンドラこぎの舟歌
・きらきら星変奏曲
・トルコ行進曲
・エリーゼのために
・乙女の祈り
・ラ カンパネッラ
ちょうど一時間のプログラムでした
ピアノを習っている子も多く、学校にも必ずある楽器なので、馴染みはあると思いますが、でも、どうしてピアノってピアノっていうの?とか、どうして楽器の王様と呼ばれているの?
と、知っているようで知らないピアノの秘密を少しお話して、会場のみなさんと会話をしながら進めていくことができました。
こちらの質問にも快く答えてくれたり、私もとても楽しく充実した時間でした。
一緒に来てくれたお母様が、子供のためのコンサートと聞いていたから、内容は子供向けなのかと思ったけど、意外と本格的な曲もあるんですね。と、感想をお話してくれました。
子供だからこそ、ピアノの素晴らしさを感じてもらいたい、笑いで子供の注目を集めるだけでなく、大人になってからも、小さいときにあそこであの曲を聞いたなと、記憶の片隅に残るような音楽を共有したいと思いました。
今までピアノに興味がなかったような子でも、少しでも興味をもってもらったり、練習に前向きになれなかった子に、良い刺激になるといいなという思いを込めて弾きました。
演奏後、わざわざ「ありがとうございました」と声をかけてくれた子達もいました。
こちらこそ、最後まで聴いてくれてありがとう。
また、お会いできたらいいですね。
2015年11月16日(月) │ ブログ
喜びをもって弾いていますか?
芸術の秋・・・・
発表会シーズンですね。
発表会では大勢のお客様の前でピアノを弾くのはとても緊張してしまうことでしょう。
でも、舞台の上にあるピアノは、特別なピアノです。最近は小さなホールでも高価なピアノを用意してくださっているところも多く、そんないつもは弾くことができない特別なピアノです。
緊張もするでしょうが、そんな特別なピアノを弾ける!!という喜びに浸ってみてください。
きっと素晴らしい時間になると思います。
いつもとはどこが違うでしょう?
どんな音が出るのでしょう?
自分が出した音がどんな風に広がっていくのでしょう?
イメージ通りに音が出るでしょうか?
本番ならではの楽しみ、喜びが感じられる舞台になると、聞いているお客様もきっと楽しんでくれるでしょう。
2015年11月15日(日) │ ブログ
月曜日は内野公民館へ!
16日の月曜日は、どうぞ内野公民館へお出掛けください!!
午後3時より、キッズのためのコンサートを開催します。
聞いたことのある曲、
弾いたことのある曲、
いつか弾いてみたい曲、
大好きな曲、
たくさん集めてプログラムにしました。
そして、知っているようで知らないピアノという楽器について、少し詳しくなっちゃいましょう。
お待ちしております!
2015年11月14日(土) │ お知らせ