そこはいつまでに直りますか?
レッスンでは、常々
「失敗や間違いは多いにしてください!」と言っています。
それは、常にベストを尽くす、が前提です。
一生懸命、練習してきても、緊張すると失敗してしまう。間違えてしまう。
よくあることです。
が、いい加減な練習、例えば、ただ弾いているだけ、先生にレッスンで直してきてねと言われた箇所を直そうとせず、楽譜も見ずに最初から最後まで弾いただけ。
これは練習と言わず、
ただ弾いてきただけ。
全然弾かないよりはマシかもしれませんが、上達からはほど遠くなります。
むしろ、間違えたまま弾いているので、間違った癖が定着し、正しく直す方が難しくなってきます。
レッスンの度に、
音が違っているよ。
長さが足りないよ。
強弱がついていないよ。
と言われているのに、変化しない場合、
それでも言い続けるか、諦めるか、判断に迷うこともあります。
諦めることは、レッスンを受けている子に対して失礼にあたると思っているので、最終手段に出ます。
この箇所は、◯回注意されているけれど、それはいつ直りますか?
と、質問をします。
楽譜の書き込みは週ごとに色を変えて書いているので、色の数で、何回注意されているかが分かります。
そこまで言われると、さすがにマズイぞ、と思うのか、その場ですぐ直すことができます。
いかに、漫然とした気持ちで弾いているか、練習の質を改善する必要があるかが分かります。
レッスンの時には分かっていても、家に帰ってから忘れてしまっては意味がありません。
家での練習時間の方が長いので、
間違ったまま練習してしまうと、間違うことが上手になってしまいます。
しかし、自分の指は自分で動かしているんだ!という意識が芽生えると、自分でなんとかしようという気持ちになるようです。
指が動いちゃう。
よく子供たちがいう台詞ですが、
指を動かしているのは自分です。
自分で正しい場所に指を動かそうと思わない限り、どんなに先生が何回も言っても直りません。
指に支配されているんですか?
と質問すると、
違います!と、慌てて返事をする姿も可愛らしいのですが、
自分の思うように指を動かせるようになるために、基礎練習をします。その基礎をもとに曲を弾くので、基礎をおろそかにしていると、曲もなかなか弾けるようになりません。
基礎がしっかりできていると、
自信にも繋がり、緊張している場面でも落ち着いて対処することができます。
主体的な練習ができるするのが、レッスンの目的でもあります。
そうやって成果の出る練習ができるようになれば、どんどん楽しくなるでしょう。
よく、音楽を楽しんでもらいたい、ピアノを楽しく弾けるようになって欲しい、と願う親御さんは大勢いらっしゃると思いますが、
そもそも、音楽が楽しいとか、ピアノが楽しいってどういう風に考えていますか?
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馬宮コミュニティーセンター 多目的ホールで開催。
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2022年04月16日(土) │ ブログ