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ピアノを趣味とするには・・・

今も、子供の習い事として、人気が高いものの中に、ピアノがあります。

将来ピアニストにならなくても、

趣味として音楽を楽しめるようになって欲しい、と考える方も多いのだと思います。

ピアノが弾けるようになると、

音楽が身近な存在となり、毎日の生活を豊かにしてくれます。

ピアノが弾けることによって、楽譜も読めるようになり、他の楽器の習得も早くなるでしょう。

ピアノは一人でも楽しめるし、もちろん、仲間とピアノで連弾や他の楽器とのアンサンブルとしても楽しめます。

 

音楽で心が通じるという体験ができることも、とても素晴らしいことです。世界中の人たちとコミュニケーションが取れるのも、音楽の素晴らしいところです。

 

ぜひ、一人でも多くの方に、音楽を楽しんでもらえるようになりたい、という願いを込めて、日々レッスンをしています。

 

さて、大人になっても趣味で音楽が楽しめるようになるためには、子供のうちにどのくらい弾けるようになっておくのが良いのでしょうか?

 

ピアノは身体全体を使ったスポーツのように、身体で覚える部分も多いので、3日練習を休むと、取り戻すのに3倍の時間が必要だ、なんて言われることもあります。

 

毎日弾いていても、課題は山積ですし、学生時代にバリバリ弾いていても、しばらく弾かなければ、身体は忘れてしまうのです。

 

先日、しばらくのブランクがあっても、人生の経験値が表現力にプラスになっているという記事を書きました。

それは、子供の頃から練習を重ねて、楽譜もすらすら読めて、ある程度のテクニックもあり、それまで積み重ねてきたものがある場合です。

 

高校・大学受験を機にやめてしまう場合も多くみられますが、その時に、楽譜を読むのもたどたどしく、リズムもよく分からない、レッスンで教えてもらわないと分からない、指も思うように動かない、という状態でやめてしまうと、数年後に再開しようと思っても、思い出すまでにかなり時間がかかるでしょう。

 

ですから、趣味で音楽を楽しめるようになりたいというのであれば、せめて中学生ぐらいまでに、しっかりと基礎を身に付けて、楽譜もすらすら読めるようにし、テクニックをしっかりつけることをおすすめします。

 

どうせ趣味だから、、、プロは目指さないから、できるだけで良いという取り組みだと、趣味にするのは難しいのではないかと思います。

 

自分の力で音楽を作り上げられるようになってこそ、本当に音楽が楽しめるようになります。

音楽・ピアノは、言葉を学ぶのと同じプロセスをたどります。

自由自在にピアノを使って自分を表現できるようになるまでには、少なくとも10年ぐらいはかかるでしょう。

習い始めて2・3年だと、ちょうど言葉を話し始める子供をイメージすると分かりやすいと思います。ある程度考えをもって話せるようになるのは、中学生ぐらいではないでしょうか?

 

ピアノも同じです。

2・3年で身に付くものではないので、焦らず、長い目でじっくり取り組んでいきましょう。

 

 

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