発表会に向けて、ゆっくり練習しましょう
発表会まで約1ヶ月。
のんびりしていた子も、ようやくお尻に火が着いたように、表情が真剣になってきました。
さて、本番で落ち着いて演奏するためには、どんな練習が必要でしょうか?
本番になると、いつものように弾けない、とお悩みの方いらっしゃいますか?
おそらく、99.9%の人が手を挙げるのではないでしょうか?
私も同じです。
人前で演奏するのは、緊張しますよね。
緊張すると、どうなりますか?
心臓がドキドキして、足もガタガタふるえてくる。
いつもより、ものすごいスピードになってしまう。
途中で、頭が真っ白になってしまい、次が分からなくなる。
いつも弾けるところが弾けなくなってしまう。
ざっとあげただけでも、これだけのことが起こります。
実際に、私が本番で体験したことです。
思い出すだけでもドキドキしてきます・・・
緊張することは、良いことだと思います。より良い演奏がしたいから、上手に演奏したいから緊張するからです。
逆に、全く緊張しないという状況は、ちょっと心配になります。
だから、緊張を止めるというよりは、緊張しても、思いどおりの演奏ができるように、自分をコントロールできるようにする練習が必要です。
緊張すると、心臓がドキドキしますね。これは心拍数が上がるということです。
心拍数が上がっているから、いつもより演奏も速くなってしまうのです。
普段の心拍数でちょうどよい速さで演奏している、ということは、心拍数が速くなると、自然に身体が反応して、速い心拍数に合わせていつものように動いているのです。
だから、身体としては、自然な反応ですが、意識としては、音楽のテンポが速くなり、弾いたことのない速さで指を動かさなければならなくなるから、いつも上手に弾けるところで間違えてしまったり、
覚えていたはずなのに、ハッとした瞬間に忘れてしまったり、想定外のことが起こります。
対策としては、
とにかくゆっくり練習すること。
ちょっとぐらいではなく、とてつもなくゆっくり弾くこと。
ゆっくり弾くと、虫眼鏡で拡大して音楽をみているような感覚になります。
すると、指が覚えていて、流れで覚えているような箇所が、拡大されて、しっかり意識しないと分からなくなります。
身体・指で覚えることも大事ですが、しっかりと意識して、自発的にコントロールできていないと、想定外のことが起こったときに対処出来なくなります。
弾けるようになると、部分練習などが億劫に感じられますが、必ず部分練習をしましょう。
通して弾くのは、1日2回までが理想的でしょう。
ゆっくり練習したら、
次は、自分の指が動かすことの出来る最大のスピードでも練習します。
万が一、テンポが速くなりすぎてしまっても、コントロールできるようにします。
それを暗譜ですべてできるようになると、本番で緊張しても、落ち着いて対処できるようになるでしょう。
本番を控えている方は、
是非、ゆっくりの練習を取り入れてみてください。
必ず、本番で落ち着いて演奏できるようになりますよ。
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2024年03月19日(火) │ ブログ