トップへ戻る

> 2021年 > 2月

月別アーカイブ

月別アーカイブ

やってみなくちゃ分からない

新しいことを挑戦するときに

どうしよう、

できるかな、

できなかったらどうしよう、

などなど

 

不安で心配なことはたくさんありますよね。

 

そんなとき、どうしますか?

 

大変そうだからと、

挑戦を諦めますか?

 

私が口癖にしているのは

やってみなくちゃ分からない!

 

やってみたら心配していたほどではなかった。

思ったより簡単にできた。

なーんだ。

 

もし、できなかったとしても、

やってみたけど、できなかった。のと

やらなかったら、できなかった。では

全く結果が違います。

 

とりあえずやってみる!のです。

そこから考えたっていいのです。

 

やらないうちから

あれこれと心配しすぎるのは

もったいない。

 

どう考えても無理なものは

目の前に現れないし、

できるかどうかなんて、考えもつかないものです。

 

私が、

100m走って世界記録がでるかな?

なんて心配もしないでしょう?

スケート選手のように4回転ジャンプできるかな?

なんて考えもしません。

 

できるかどうか不安になるものは

あなたにとって挑戦する価値があるものだからです。

失敗したって大丈夫。

また挑戦すれば良い。

何回でもやってみたら良いんです。

 

何回もやっているうちに

できるようになります。

できるまでやれば良いんです。

 

心配するのは良いのですが、

心配しすぎるのはよくありません。

それは信じていないから心配になるのです。

自分自身が心配のこともあるでしょう。

子どものことが心配のこともあるでしょう。

命が危険に脅かされるような場面はたしかに心配ですが、

相手のことが心配過ぎるというのは、

相手のことを信じていない状態です。

 

きっと大丈夫。

信じてみてください。

心配過ぎていろいろと言いたくなることはあります。

そこをグッとこらえて待ってみましょう。

 

信じてもらえてることが分かると、

安心できます。

安心できている環境にいると、

勇気を出して挑戦する気持ちが沸いてきます。

 

きっと大丈夫。

 

何事もやってみなくちゃ分からないから、

やってみよう!

 

 

 

 

流れにのるには・・・

音楽にはその曲に合った速さ、テンポがあります。

 

譜読みの段階で、いきなりテンポに合わせるのは難しいでしょう。

だんだん慣れてきて、指の感覚も出来てくると、テンポをあげられるようになります。

 

練習していていつのまにかちょうど良いテンポで弾けることもありますが、

ある程度弾けるようになったら

テンポを意識することも大事です。

 

ひとつひとつの音を確認しながら

弾いている時は、

次の音へのスムーズな繋がりとか、

準備に時間をかけることが出来ますが、

その次への準備を素早くできるようにするためにも、

流れをつかむことが大事になってきます。

 

一人で練習しているときは

何回も同じところを弾き直してしまうこともあると思います。

弾き直したくなる気持ちは分かりますが、

できるだけ弾き直ししないで練習した方が良いですね。

弾き直すことは無意識でやっていることも多いのです。

無意識でやってしまうと、

本番でもその弾き直す癖がでてしまうので

要注意です。

 

流れにのって弾くには

間違えても良いからどんどん先に進むという練習もします。

だから、立ち止まって丁寧に弾く練習と、

流れをつかむためにどんどん進む練習と、

テクニック的に難しい部分は何回もそこだけ練習する、

ひとつの曲を練習するにも

目的によって練習の方法を変える必要があります。

レッスンでは

先生が伴奏をつけて弾くことで

流れにのりながら弾く感覚をつかんでもらいます。

意外と流れにのった方が弾きやすい場合もあります。

 

流れにのれない理由としては

まず自分が何の音を弾くのか

はっきり理解できていない、

楽譜から音を見ても、

瞬時に指に指令が出来ない場合です。

なんとなくでは指に命令を出すことが出来ず、時間がかかってしまいます。

それを解決するためには

ひたすらドレミで音符を読むことです。

 

歌えるテンポでしか弾くことが出来ない。

と、私は先生に教わり、

その通りだなと今でも思います。

はっきりドレミが分かっていると、

本番も自信をもって臨むことが出来ます。

 

ドレミが分かったら、

ちょうど良いテンばかりでなく、

速めのテンポでも弾いてみましょう。

脳からの刺激を活発化することで

適正なテンポに下げたときに

余裕をもって弾くことができます。

 

本番で緊張したときに

自分では制御できないほど

テンポが速くなることがありますが、

そういったトラブルにも対処することが出来ます。

 

それからどうしては流れにのれないときは、

見本の演奏に合わせるというのも良いでしょう。

どのくらいのスピードで楽譜を追ったらいいのかが分かるし、

指を動かすイメージもできます。

 

指を動かしているのは

脳からの指令なので、

いかに速く、楽譜の情報を指に伝えられるかが、

カギとなります。

音符を見て、ドレミが分かったら、

それを瞬時に指に伝えられるような

反射神経をつけられるといいですね。

 

アスリートが動体視力をトレーニングするように、

ピアノを弾く場合も

目を速く動かせるようにするのも良い練習だと思います。

 

楽譜は左から右に流れ、

下の段に移るときや

ページが変わるとき、

それから楽譜と鍵盤を交互に見るとき

かなり目を使います。

音楽の流れを止めずに

楽譜を追うことも必要なので、

見本の演奏を聞くときも

楽譜を追いながらスピードになれるのも

良い練習になります。

 

ピアノを弾くことは

一度にたくさんの情報処理をし、

様々な能力を駆使していることが分かります。

それでいて

感情や情景を描写することができるわけですから、

一曲弾き終えると体力を消耗するのは納得ですね。

 

 

日常の一コマから

ずっとやってみたかった球根の水栽培。

花が咲き始めました。

 

芽が出るまでは寒いところが良いのかと、玄関に置いていました。

レッスン室に移動させたら

やはり暖房で暖かくしているせいか、

思っていたよりも早く咲きました。

 

とても良い香りもしています。

 

まだ皆気付いていないようだけど、

もう少ししたら

皆に見てもらえる場所に移そうかな。

 

ほとんどの時間を家で過ごしているせいか、外へ出たとき、ふとした瞬間の景色に心を動かされるなと感じます。

 

空が大きく見えるこの場所は

いつもの買い物へ行くルートで

お気に入りの場所です。

空の色の移り変わりが感じられて、

思わずパチリとなります。

最近では日が延びてきたので

どんな色をしているのか見るのが楽しみになっています。

 

そういう日常の一コマに

目を止めてみると、

身近な所で美しいものがたくさんあることに気付かされます。

 

音楽もサッと耳元を通りすぎてしまうことも多々あります。

耳は自分が聞こうとしている音しか聞き取りません。

つとめて一つ一つの音を聴こうとすることで、

初めて聴こえる音もあります。

ひとつひとつの音をどう繋げるのか、

それが音楽となり、

記憶に残る音楽として

耳に残ります。

 

楽譜もサッと見るだけでは

見落としてしまうことがたくさんあります。

大きくとらえることも大事ですが、

楽譜に書かれている音はもちろん、

全てを心に留められるようにできたら良いですね。

 

必死に音を追っている時は

見えていても見てないことがあります。

そういう状態の時に、

第三者の目が必要です。

それが私の役割でもあります。

もちろん独学で勉強することも出来ますが、

習うことで新しい視点を得て、

今まで見えなかったものを見えるようにすることが出来ます。

自分のやり方や、考え方も大事ですが、

最初のうちは、

一度素直に先生のやり方を取り入れてみてはいかがでしょうか?

突破口が見つかる一番の方法だと思いますよ。

 

疑問に思うことは大事

開口一番に

「先生、どうして2月は28日までしかないの?」

 

???それ、私に聞く質問???

 

ちょっと前に、節分が124年ぶりに2月2日なのは不思議だねーと、

すぐにGoogle先生で検索したからかな

 

けど、そういう疑問を持つことはとっても大事なので、すぐ調べることにしました。

 

まさかピアノのレッスンで役に立つ日がくるとは思わなかった本。

昔の人がどうやって暦を作り上げたのか知りたくて、だいぶ前に読んでいた本でした。

 

今日はピアノ教室じゃなくて、

宇宙教室だねーーー。

 

地球が太陽の回りを一年かけて一周するのに365日かかるよね・・・・・

~~~~~~~~~~~~

つまり

ずれを調節して2月は28日にしようってことになったんじゃない?閏年があるのもその調節のためだよ。

その太陽や星の観察をして暦を作るってすごいことだよね。一年や二年の観察でできることじゃなし、今みたいに機械もないし、どうやってやったんだろうねー?

ヨーロッパで使っていた暦と

アジアで使っていた暦は違っていて、

世界で共通にしたのは最近の話だよ。

 

だんだん世界の歴史の話になり、

結局、

音楽を知ることは世界を知ること。

歴史を知ることに繋がるから、

学校の勉強をしっかりやってねー。

 

ひとつの疑問を知ろうとすると、

次から次へと新しい疑問が湧いてきて、

それを調べるのが私は好きなので、

学ぶ楽しさ、自分で疑問を見つけて

それを解決する楽しさも知って欲しいなと思ってます。

 

だから、楽譜に出てくる記号や楽語などは

すぐに教えません。

私がすぐ教えてあげることも出来ますが、

自分で調べることが学ぶことだからです。

自分で調べる癖をつけることで、

考えて工夫する基礎が養われると思っています。

そうやって自分で解決出来た方が楽しいですよね。

 

もし、すぐ解決できなかったとしても、

どうやって調べたら良いんだろう?と

それも考えることで

新しい解決方法が分かるかもしれないし、

その過程が大切です。

 

自分でいくら調べても分からなかったとしても、

それも学びになります。

 

まずは“なぜだろう?”と疑問を持つことがスタートです。

 

ちなみに、暦を調整するために閏年があるように、

自然界の音を便利に振り分けて使うようになったのが、

ピアノの調律で使っている

“平均律”です。

自然に調和する音律を“純正律”と言います。

音律は完全に数学で表すことが出来ますが、どこの音を基準にするかでその値が変わります。

そうなると、調ごとに鍵盤が必要になり、

転調したら鍵盤を取り替えることになり

とても不便なので

平均の音をとって便利に演奏できるようにしたのが“平均律”です。

 

ピアノで絶対音感をつけた場合、

純正律の音を聞くととても気持ち悪く感じます。

しかし、もっとも美しく調和しているのは純正津なので、絶対音感を持っているとその美しい響きを聞き取ることが出来ません。

 

私は毎日ピアノの音を聞いているので絶対音感ですが、たしかに、純正律の響きは不自然に聞こえてしまいます。

 

それまで絶対音感を不便に感じたことはありませんでしたが、純正律を聞くことが出来ないことを知り、とても残念に思ったことがありますし、

ある教授には「可哀想」と言われたことがあります。

 

ピアノを演奏するには絶対音感はとても便利ですが、

絶対音感が必ず必要かと問われたら、

そんなことはないと回答しています。

絶対音感と相対音感と両方必要ですね。

 

自然界の現象を知ることも

音楽では役に立つこともありますね。

 

 

 

 

 

突然アイディアは湧いてきます

梅の花が咲き始めました。

春が近づいていますね。

 

さて、今日は日曜日。

レッスンは無い日ですが、

4月には発表会も予定しているので、

頭のなかではいろいろ考え事がぐるぐるしています。

 

あの子に、この曲はどうだろう?

アレンジはどんな感じにしようかな?

 

テレビをみていても、

ピアノに応用できないかな?

レッスンで活用できるかな?

 

意識していませんが、

目にはいるもの、耳に入るものは

全てピアノに活かせるかどうか?のフィルターを通しているような気がしています。

 

状況は変化している事の方が多いので、

過去に見て、そのとき引っ掛かるものがなくても、

しばらくしてから同じものを見たときに、

パッとアイディアが湧いてくることがあります。

 

これはレッスンでやってみたい!

あの子のレッスンでできそうだ!

あの子に向いてそう!

 

ひらめくと、そこからまたアイディアが広がってきて、

今までどうしたらいいだろう?と考えが停滞していたことが

スーッと流れ出すような感覚です。

 

今日も面白いことを思い付きました。

内側から涌き出るパワーを

なんとか音楽に出来ないか?と

ずっと考えていたのですが、

閃きました。

 

あーーー早くレッスンの日にならないかなーーー。

 

最初はびっくりするかもしれないけれど、

きっと気に入ってくれるはずです。