スケールの練習が大切な理由
100日チャレンジに挑戦したいけれど、何をしたら良いか迷っている子には、基礎練習をおすすめしています。
当教室では、オルガンピアノのシリーズをテキストとして使用していますが、4巻を終了すると、基礎練習としてハノンにすすみます。
ハノンは、指の独立のために非常に有効なテキストです。
私は子供の頃、テクニック本のことをハノンと呼ぶのだと思っていました・・・作曲家の名前なんですね😅
ハノンでは、指の動かし方、5本の指の動く順番をあらゆるパターンで練習できるようになっていて、その中にはスケール・音階があります。
長調、短調合わせて24の調があります。
このスケールの練習はとても重要です。
最初は、指をくぐらせるタイミングが左右で違うのと、シャープやフラットがどこの音につくのかが混乱するようですが、これはぜひとも、楽々弾けるようにマスターしてもらいものです。
では、なぜスケールが大切なのかというと、調性感が養われることが一番です。シャープやフラットがどの音に付くのかというのも、だんだん感覚として分かってきます。
それと、曲の中で、スケールが部分的にでも多く見られるからです。
曲に出てきてから練習するのではなくて、すでにスケールは弾ける状態にしておけば、その部分は難なく弾けます。
スケールを弾くためには、指をくぐらせる必要があります。くぐらせたときに、音の粒がいびつになりやすいので、音の粒が揃ったスケールが弾けるようにするだけで、演奏の質も格段にあがるでしょう。
毎日スケールの練習を100日続けたら、100日後はどんな自分になっているのか、楽しみですね。
(100日チャレンジ 21/100)
2024年01月23日(火) │ おすすめの練習方法