春の兆し
毎日寒い日が続いていますが、
季節は確実に春へと進んでいます
庭の梅の花が咲き始めました。
陽がよく当たる場所から咲き始めますが、うっかりすると、見逃してしまいそうなほどでした。
青い空に白い花がよく映えています。
花が咲いているのを見ると、和みますね。
季節の変化を感じるのはどんなときですか?
頬に当たる風の感触や、
空のいろ、
太陽の陽射し、
五感をフルに使って、自然をたくさん感じてみましょう。
本から得る知識も大事ですが、
五感を通して経験したことを表現すると、説得力があり、より伝わる表現となります。
音楽は、言葉にならない感情などを表現できますが、情景、風景、空気感、色彩なども大事です。
時には、外へ出ていろいろな経験をしてみましょう。
(100日チャレンジ 25/100)
2024年01月27日(土) │ ブログ
ピアノは友だち
ピアノを弾きたいと思うときは、どんなときですか?
私の場合は、毎日の生活のなかで、音楽があることが当たり前になり、弾きたいから弾くということはあまりありません。
弾きたい曲があるから、練習しよう。という感じです。
そして、本番があるから、練習しよう。
たまに、今日は疲れてるな。
出掛ける用事などがあり、気持ちが慌ただしい時などは、練習しないこともあります。
ここ数日は、気分が塞ぐことがあり、頭のなかでぐるぐる考え事をしている時間が多くありました。
そんなときこそ、ピアノの出番です。
気持ちを切り替えて、
今度の発表会で弾くことにした曲の練習をスタートしました。
寒いので指も冷えています。
ゆっくり基礎練習をしながら指を温め、少しずつギアをあげていきます。
基礎練習のあとは、
エチュード、バッハ、
そして、発表会の曲。
気がつくと、考え事をする余裕がなくなっていました。
子供の頃を思い出してみると、
毎週のレッスンに間に合うように練習をするのが必死で、練習するのは嫌いだったけれど、とにかく決まった時間ピアノの前で過ごすという感じでした。
しかし、練習が嫌でも、なんとか続けてこられたのは、唯一気持ちを吐き出す時間だったのではないかということです。
家で練習していると、親に「演奏が雑だ」と、叱られることも多かったのですが、私は、学校や家で感じていた、なんとなくうまくいかない感じ、不安、不満、恐れ、怒り、緊張、などを誰にも言えない、言葉にできない感情を吐き出していたように感じます。
このことに気がついたのは、最近です。
音楽療法スタッフとして、精神科の病棟に通っていた時期がありましたが、そこで患者さんのプロフィールを読んでいると、似たような環境で、ストレスを抱えすぎたために、身体的、精神的な症状として現れてしまい、病院に来ているケースがあることを知りました。
私も、もしかしたら、ストレスをうまく発散することができなければ、患者としてここにいるかもしれないと感じたこともあります。
だから、子供ながらに、自分にはピアノが必要だと、無意識に感じていたのかもしれません。
音楽が気持ちを代弁してくれいてるような時もあります。
塞いだ気持ちに寄り添ってくれて、十分にその気持ちに浸ったあとは、すっきり。
友だちに話を聞いてもらったあとのような感じがします。
だから、音楽・ピアノが一生の友だちとなるような、そんな存在になれたら良いですよね。
ピアノが弾けるようになるには、ちょっと時間がかかりますが、続けていくことで、ピアノとも深い絆が生まれるのだと思います。
2024年01月27日(土) │ ブログ