レッスンを充実させるには
ピアノの上達のためには、お家での練習がとても大事ですが、
レッスンをしっかり受けることは言うまでもありません。
当教室の基本のレッスンは30分ですので、あっという間です。
玄関を開けたときの、挨拶の声の調子、表情、動きから、体調や機嫌、意欲、なにか気になることでもあったかな?と、その日の様子を伺い知ることができます。
体調も良く、気分も良く、意欲に溢れている場合は、問題ありませんが、
時々、こちらから挨拶をしても、目を合わせずに挨拶したり、声が小さかったり、挨拶をしない場合なども見受けられます。
年齢が小さい子ほど、その日の様子の変化が大きいので、最初に顔を見た瞬間に、今日はどのくらいレッスンで頑張れそうか、様子を見ます。
緊張しているのか?
家を出る前に、何か気に入らないことがあったのか?
幼稚園や学校で何かあったのか?
そんなことを思いながら、少しなごむように話をして、レッスンをスタートさせます。
たった30分のレッスンですし、
お家で練習するときに困らないようにと考えて、一回のレッスンで、必ず一つの事は“分かった!”と手応えを感じられるように心がけています。
その時に、機嫌が悪くて、余裕がない状態だと、何をやっても、言っても心に入りません。
時には、そんな状態でも、少しずつ心をほぐしながら、ピアノの勉強というより、その時の状態に寄り添えるような活動もやることはあります。
しかし、そのような状態が続いてしまうと、レッスンではなくなってしまうので、ピアノの上達という点では、なかなか進まなくなります。
できるだけ、教室の玄関を開けるまでには、なんとか気分を変えて、レッスンを受けられるような状態にしましょう。
そして、笑顔で自分から挨拶をしましょう。
黙って玄関を開けて、
先生から挨拶されるまで黙っているのは良くないですね。
まして、先生から挨拶して、それでも黙っているのは、楽しいレッスンからはほど遠くなってしまいますよ。
先生としても、どうして機嫌が悪いのか分からないまま、手探りでレッスンをするのはとても難しいです。
機嫌を直すためのレッスンになってしまっては、もったいないと思いませんか?
先生とのマンツーマンのレッスンは、
自分だけの時間です。
有効にレッスンを受けて、お家での練習を充実させて、どんどん弾けるようになると、楽しいピアノライフが待っていますよ。
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お待ちしております。
2024年03月03日(日) │ ブログ
ピアノを趣味とするには・・・
今も、子供の習い事として、人気が高いものの中に、ピアノがあります。
将来ピアニストにならなくても、
趣味として音楽を楽しめるようになって欲しい、と考える方も多いのだと思います。
ピアノが弾けるようになると、
音楽が身近な存在となり、毎日の生活を豊かにしてくれます。
ピアノが弾けることによって、楽譜も読めるようになり、他の楽器の習得も早くなるでしょう。
ピアノは一人でも楽しめるし、もちろん、仲間とピアノで連弾や他の楽器とのアンサンブルとしても楽しめます。
音楽で心が通じるという体験ができることも、とても素晴らしいことです。世界中の人たちとコミュニケーションが取れるのも、音楽の素晴らしいところです。
ぜひ、一人でも多くの方に、音楽を楽しんでもらえるようになりたい、という願いを込めて、日々レッスンをしています。
さて、大人になっても趣味で音楽が楽しめるようになるためには、子供のうちにどのくらい弾けるようになっておくのが良いのでしょうか?
ピアノは身体全体を使ったスポーツのように、身体で覚える部分も多いので、3日練習を休むと、取り戻すのに3倍の時間が必要だ、なんて言われることもあります。
毎日弾いていても、課題は山積ですし、学生時代にバリバリ弾いていても、しばらく弾かなければ、身体は忘れてしまうのです。
先日、しばらくのブランクがあっても、人生の経験値が表現力にプラスになっているという記事を書きました。
それは、子供の頃から練習を重ねて、楽譜もすらすら読めて、ある程度のテクニックもあり、それまで積み重ねてきたものがある場合です。
高校・大学受験を機にやめてしまう場合も多くみられますが、その時に、楽譜を読むのもたどたどしく、リズムもよく分からない、レッスンで教えてもらわないと分からない、指も思うように動かない、という状態でやめてしまうと、数年後に再開しようと思っても、思い出すまでにかなり時間がかかるでしょう。
ですから、趣味で音楽を楽しめるようになりたいというのであれば、せめて中学生ぐらいまでに、しっかりと基礎を身に付けて、楽譜もすらすら読めるようにし、テクニックをしっかりつけることをおすすめします。
どうせ趣味だから、、、プロは目指さないから、できるだけで良いという取り組みだと、趣味にするのは難しいのではないかと思います。
自分の力で音楽を作り上げられるようになってこそ、本当に音楽が楽しめるようになります。
音楽・ピアノは、言葉を学ぶのと同じプロセスをたどります。
自由自在にピアノを使って自分を表現できるようになるまでには、少なくとも10年ぐらいはかかるでしょう。
習い始めて2・3年だと、ちょうど言葉を話し始める子供をイメージすると分かりやすいと思います。ある程度考えをもって話せるようになるのは、中学生ぐらいではないでしょうか?
ピアノも同じです。
2・3年で身に付くものではないので、焦らず、長い目でじっくり取り組んでいきましょう。
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2024年03月01日(金) │ ブログ