連弾のすすめ
4月の発表会に向けて、レッスンも熱が入ってきました。
まだまだ先と、思っているかもしれませんが、本番はあっという間に来ますよ~
発表会では、普段できないこと、ということで、連弾を積極的に取り入れています。
最初の頃は、私が伴奏をして連弾をしますが、なるべく、姉妹や親子、そしてお友だちと一緒の連弾をすすめています。
ピアノは、一人で弾くのも楽しいですが、連弾をしたり、他の楽器の人とアンサンブルをする楽しみがあります。
そして、この連弾をすることが、大きな学びに繋がっていきます。
私が伴奏をする連弾では、
演奏しやすいように、子供のペースに合わせて伴奏するので、自分の演奏だけに集中すれば大丈夫ですが、
お友だち同士では、そうはいきません。
おともだち同士で連弾しましょう!となったとき、まず、最初、どうやって演奏を始めたら良いのか、そこから分からないというのがほとんどです。
早さをどうやって決める?
どのタイミングで弾き始めたら良いの?
間違えて弾いちゃったらどうする?
一人で弾いているときには、気がつかなかったポイントがたくさんあります。
まさに、文字通り“息を合わせる”ことを覚えていきます。
レッスンでは、一定のテンポで弾けるようにと、私に何度も言われていても、実感がなくても、連弾をすることで、どうして一定のテンポで弾けないといけないのかが分かります。
2人でひとつの音楽を奏でるわけだから、どちらかが勝手にテンポを速くしたり、遅くしてしまったら、ずれて音楽になりませんね。
お互いの音を聴きながら、という作業も、一人では経験できません。
そして、なにかアクシデントがあったとき、どう対処するのか、も大事なポイントです。
ミスタッチをしてしまった場合、1人で演奏するときは、簡単に戻ったり、何回も弾き直したりしてしまいますが、2人だとそうはいきません。
途端に合わなくなりますね。
そして、「あなたが間違えたから、うまくいかなかった」とか、「私は上手に弾いたのに・・・」とか、そういう気持ちでは、もちろん音楽に集中することはできませんし、聴いているお客さんも退屈してしまいます。
お互いを思いやりながら、一緒にひとつの音楽を作っているんだという気持ちがあって初めて、集中度の高い、充実した演奏になります。
こういうことは、いくら言葉で説明しても理解が難しい場合がありますが、一緒に演奏することで、一度で腑に落ちて、実感できるところが音楽の力でもあります。
音楽には、社会性を養う力がありますが、一見、“息を合わせる”のは簡単そうにみえますが、実に様々な要素が重なりあっていることが分かります。
それを楽しい音楽を通して、自然と身に付けることができるのです。
発表会も盛り上がるし、
思いやりの心も育つし、
連弾は絶対におすすめです!
発表会は
2024年4月21日(日)午後の予定
プラザノース ホールです。
ご来場ご希望の方は、お問い合わせください。
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2024年02月07日(水) │ ブログ