発表会に向けて頑張っています!
2月に入り、発表会の練習も熱が入ってきました。
始めたばかりや、小さい子ほど、短期間でできるようになることが増えていくので、数ヵ月先にできそうなことを見越して、選曲するのが一番難しいところです。
今、簡単にできてしまうものだと、時間をかけて仕上げる意味がなくなってしまうし、かといって、あまりにも難しいものを選ぶのはバランスが悪いので、ちょっと挑戦したらできそうなものを選びます。
その、ちょっと難しい曲に挑戦している子は譜読みを頑張っています。
なるべく早く譜読みを終わらせて、手に馴染むまで弾き込んでいきたいところです。
さて、譜読みが終わって、一通り弾けるようになって、ようやくスタートラインです。
曲らしさを表現できるようにすることに、ピアノを演奏する醍醐味があります。
曲に合った速さ、強弱、音色、ブレス、などやることは無限に出てきます。
ピアノは、強弱のある音を出せる、ということが画期的な発明です。
鍵盤を押さえると、ハンマーが弦に当たって音が出るという仕組みですが、そのハンマーの叩き具合は、鍵盤で調節するという、精密な機械のなせる技なのです。
その強弱ですが、
楽譜にはp(ピアノ)、f(フォルテ)と書かれています。教科書的にはpは小さく、fは大きく、という意味ですね。
楽譜に記号が書いてあるから、小さく弾こう、大きく弾こう、となりますが、一歩踏み込んで、なぜ、そこにpやfが書かれているのかを考えるのが、表現するということです。
そこを考えると、小さくといっても、どのくらい小さくするのか、大きい音はどんな音なのかを考えるきっかけになります。
絶対音感プログラムでは、
ドレミ歌唱に時間をかけています。全部で22曲ありますが、そのうちの一曲12小節の曲が、4小節のフレーズを、だんだん音をが高くなって3回繰り返される曲があります。
記号では、最初のフレーズはp,
2回目のフレーズはmf、最後のフレーズはfとなっています。
自然な表現のために、どうするか考えて、子供たちに、好きな食べ物ベスト3をあげてもらいました。
第3位の食べ物を想像しながら最初のフレーズを歌い、第2位の食べ物を想像しながら2回目のフレーズを歌い、最後は、一番大好きな食べ物を想像して歌うと、だんだん気分も盛り上がり、自然なクレッシェンドになりました。
楽譜に書いてある記号は、ただの記号ではなく、今気分が盛り上がってきたように、気持ちや思いを表すために書いているんだね、ということを体験してもらいました。
そうすると、実感をもって、音に気持ちをのせることができるようになってきます。
歌うことでそれを理解できれば、ピアノを演奏するときにも必ず活きてきます。
そのようにして、表現するのは難しく考えがちですが、日常生活のなかで、私たちが感じていることなどを音にする、音の動きから感じとることができるようになってくると、ピアノを演奏することが本当に楽しくなってきます。
そのためにも、なるべく早く譜読みを終わらせて、表現のための練習に入りたいですね。
発表会では、それぞれの子どもらしさを大事に演奏できるように、私も全力でサポートしていきます。
発表会は2024年4月21日(日)午後
プラザノース ホールです。
ご来場ご希望の方は、ご連絡ください。
(100日チャレンジ 39/100)
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お待ちしております。
2024年02月10日(土) │ ブログ