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> 2024年 > 2月 > 10日

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発表会に向けて頑張っています!

2月に入り、発表会の練習も熱が入ってきました。

 

始めたばかりや、小さい子ほど、短期間でできるようになることが増えていくので、数ヵ月先にできそうなことを見越して、選曲するのが一番難しいところです。

今、簡単にできてしまうものだと、時間をかけて仕上げる意味がなくなってしまうし、かといって、あまりにも難しいものを選ぶのはバランスが悪いので、ちょっと挑戦したらできそうなものを選びます。

その、ちょっと難しい曲に挑戦している子は譜読みを頑張っています。

なるべく早く譜読みを終わらせて、手に馴染むまで弾き込んでいきたいところです。

 

さて、譜読みが終わって、一通り弾けるようになって、ようやくスタートラインです。

曲らしさを表現できるようにすることに、ピアノを演奏する醍醐味があります。

曲に合った速さ、強弱、音色、ブレス、などやることは無限に出てきます。

 

ピアノは、強弱のある音を出せる、ということが画期的な発明です。

鍵盤を押さえると、ハンマーが弦に当たって音が出るという仕組みですが、そのハンマーの叩き具合は、鍵盤で調節するという、精密な機械のなせる技なのです。

 

その強弱ですが、

楽譜にはp(ピアノ)、f(フォルテ)と書かれています。教科書的にはpは小さく、fは大きく、という意味ですね。

 

楽譜に記号が書いてあるから、小さく弾こう、大きく弾こう、となりますが、一歩踏み込んで、なぜ、そこにpやfが書かれているのかを考えるのが、表現するということです。

そこを考えると、小さくといっても、どのくらい小さくするのか、大きい音はどんな音なのかを考えるきっかけになります。

 

絶対音感プログラムでは、

ドレミ歌唱に時間をかけています。全部で22曲ありますが、そのうちの一曲12小節の曲が、4小節のフレーズを、だんだん音をが高くなって3回繰り返される曲があります。

 

記号では、最初のフレーズはp,

2回目のフレーズはmf、最後のフレーズはfとなっています。

自然な表現のために、どうするか考えて、子供たちに、好きな食べ物ベスト3をあげてもらいました。

第3位の食べ物を想像しながら最初のフレーズを歌い、第2位の食べ物を想像しながら2回目のフレーズを歌い、最後は、一番大好きな食べ物を想像して歌うと、だんだん気分も盛り上がり、自然なクレッシェンドになりました。

 

楽譜に書いてある記号は、ただの記号ではなく、今気分が盛り上がってきたように、気持ちや思いを表すために書いているんだね、ということを体験してもらいました。

 

そうすると、実感をもって、音に気持ちをのせることができるようになってきます。

歌うことでそれを理解できれば、ピアノを演奏するときにも必ず活きてきます。

 

そのようにして、表現するのは難しく考えがちですが、日常生活のなかで、私たちが感じていることなどを音にする、音の動きから感じとることができるようになってくると、ピアノを演奏することが本当に楽しくなってきます。

 

そのためにも、なるべく早く譜読みを終わらせて、表現のための練習に入りたいですね。

 

発表会では、それぞれの子どもらしさを大事に演奏できるように、私も全力でサポートしていきます。

 

発表会は2024年4月21日(日)午後

プラザノース ホールです。

ご来場ご希望の方は、ご連絡ください。

 

 

(100日チャレンジ 39/100)

 

 

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