楽譜は世界遺産
音楽家にとって、もっとも大事なもののひとつは楽譜です。
楽譜があるから、数百年前の音楽を再現することが出来るし、作曲家の考えや想いを知ることが出来ます。
現代は、簡単にコピーが出来るので、楽譜があるのが当たり前のように感じていますが、まだコピーが出来る前は、おそらく手書きで写していたでしょう。
そうなると、楽譜は大変貴重なものだったはずです。
学生時代には、ピアノ・声楽の他に、パイプオルガンを専攻していました。
先生から折に触れて、
“楽譜は世界遺産ですから、大事に取り扱いなさい”
と、よく言われました。
ちょっとでも、表紙に折り目がついてしまったら、怒られたものでした。
たしかに、ピアノの楽譜などはどこでも手に入りますが、パイプオルガンとなると、特別に注文しないと手に入りませんし、大きな楽譜屋さんにいかないと見つかりませんでした。
音楽を楽譜に記すというシステムを考え出した人も、世紀の大発明だと思いますし、それを多くの人の手に渡るように、作ってくれた人にも本当に感謝です。
どんな楽譜でも、大切にしていきたいですね。
自分が演奏している曲を、是非、写譜してみてください。
弾きやすいように書くのは、なかなか難しいですよ。
それに、ページのおわりで、必ず曲が終わるように書くのも至難の技だということがよく分かるでしょう。
楽譜について、突き詰めて考えてみると、奥が深い世界です。
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2024年02月19日(月) │ ブログ